ファン大興奮! 筋金入りのギャングスタ・ラッパー「ザ・ゲーム」が、ギャング疑似体験アプリを発売
筋金入りのギャングスタ・ラッパーとして高い人気を誇る、ザ・ゲーム。彼は、「アメリカで最も犯罪率が高い都市」といわれるカリフォルニア州コンプトンの中でも、最も危険なサンタナ・ブロック地区で育った。
サンタナ・ブロックは、殺人、強盗、麻薬売買などの凶悪犯罪を平然と行うギャング「クリップス」が支配する地区。「クリップス」は、黒人を中心としたアメリカ最大ともいわれるストリートギャングで、ゲームの両親もメンバーだった。友人が銃殺され、兄も殺されるという劣悪な環境の中で育ったゲームは、5歳のときに、ヘロインでハイになった父親が姉を強姦しているところを目撃。「今でもトラウマになっている」と語る彼は、思春期になると「クリップス」には入らず、敵対していたギャング「ブラッズ」に入った。
まるでギャングの申し子のようなゲームだったが、190センチを超える長身を生かし、バスケットボールの選手として頭角を現すようになり、コンプトン高校を卒業後、ワシントン州立大学にバスケットボールの奨学生として進学。しかし、薬物所持が見つかり、退学に。自暴自棄になったゲームは、ストリートギャングの世界にどっぷりと漬かるようになった。2001年10月には、自宅を男たちに襲撃され、5発被弾。3日間昏睡状態になり、意識を取り戻した後に、ラッパーになる決意をし、そのリアルなリリックで一躍スターダムにのし上がったのだ。
そんなゲームが、ギャングの日常を体験できるというゲームアプリをリリースすると報道された。
米大手ゴシップ芸能サイト「TMZ」によると、そのゲームアプリは、コンプトンが舞台の『Block Wars』というタイトル。ライバルと戦い、マリファナや銃、ナイフやビル、車を売りながら、ストリートを制覇していく内容で、ゲームは「フッド(地元)のボス」として登場する。
「TMZ」に掲載されたアプリの紹介動画では、ストリートで仲間とたむろしているところ、暴走してきた車から銃撃されたり、地下室と思われる基地で丸テーブルを囲み、作戦を練っているシーンなどが確認できる。銃撃戦では、セクシーな女性が撃たれて白目をむいて倒れたり、作戦シーンの丸テーブルには札束や拳銃が乱雑に置かれ、ナイフが突き立てられているなど、かなりリアルだ。