『鋼の錬金術師』実写化に猛ブーイングの中……賛成される&反対されるキャスティングは?
24日、人気コミック『鋼の錬金術師』(スクウェア・エニックス)が、Hey!Say!JUMPの山田涼介を主役に、実写映画化されると発表された。しかし、ネット上ではすぐさま「日本人キャストじゃ無理だろ!」「実写化してほしくなかった」などと、批判の声が噴出したようだ。
「『鋼の錬金術師』は、錬金術が存在する架空の世界を舞台とした、全世界シリーズ累計発行部数7,000万部超えの大人気ファンタジーコミックなのですが、物語の世界が、19世紀の産業革命期のヨーロッパをモチーフにしていて、山田が演じる主人公のエドワード・エルリックをはじめ、登場人物がほとんど皆、金髪の西洋人なんです。そのため『実写化するなら、せめてハリウッドで製作してくれ』『日本人が金髪のカツラ被って演技するの? 想像するだけで苦笑ものだよ!』などと、世界中からネットを通じて批判の声が鳴り止まりません」(芸能マスコミ関係者)
本田翼、蓮佛美沙子ら、女性キャスト陣への風当たりは特に強いようだ。本田はポニーテールの金髪碧眼女性「ウィンリィ・ロックベル」、蓮佛は金髪に鳶色の目をした美女「リザ・ホークアイ」、また松雪泰子が演じるのは巨乳のセクシー系美女「ラスト」だが……。
「ネット上では、『よりによって、思いっきりアジア人顔のキャスティング!』『本田なんて、ショートヘアのイメージが強すぎて無理だよ』『ラストはもっと若くて巨乳の女優にすべき!』などと、大ブーイングが巻き起こっています。また、黒髪短髪という比較的地味な容姿のマリア・ロス役を演じる夏菜に関しては、今年3月に交際相手との濃厚キス写真がスクープされていただけに、『マリア役にしてはエロすぎる』と揶揄されているようです」(同)
その一方で、男性キャラを演じる俳優陣については、一部で賛成の声も出ているという。
「エドワードのキャラ設定が“低身長”ということで、ジャニーズでもとりわけ背が低いとされる山田には『適役では?』との声が上がっています。また、ロイ・マスタング役のディーン・フジオカについても、原作のキャラが黒髪に黒の瞳であることや、女性人気が高いという点で『違和感なし!』『軍服姿、早く見たい!』などと、肯定する人もいるようですね」(同)
そんなキャスティングについてさまざまな意見が飛び交う中、「実写化自体に反対」という原作ファンも少なくないようだ。
「人気コミックの実写化といえば、昨年公開の『進撃の巨人』や、今年4月公開の『テラフォーマーズ』などが記憶に新しいですが、両作品とも“酷評”されてしまいました。その影響もあってか、『人気漫画をむやみやたらと実写化すべきではない』と考える人が増えているのでしょう。『テラフォーマーズ』でも、西洋人キャラを強引に日本人キャラに設定変更し、『そこまでして実写化する必要があるのか?』『世界観がメチャクチャになった』などと批判され、興行失敗の要因の1つともなっていただけに、『ハガレンでも同じ愚を犯すつもり?』『設定変更してもしなくても悪夢』などと、原作ファンは怒りすら覚えてしまっています」(同)
実写化決定の一報からすでに物議を醸している『鋼の錬金術師』。果たして、公開となったあかつきには、どんな結果が待ち受けているのだろうか?