蛯原友里がついに卒業、そのとき押切もえは……「AneCan」2大モデルの“変化する友情”
■押切さんが素直になった!
今月号は、「『一緒にいたい人』10人のマイルール」や「人気女芸人・横澤夏子presents 一緒にいたくないのは、こんな人」という、ボリューミーな読み物があったのですが、それを読むなら、こちらを読むべし! ずばり、「押切美道」。「AneCan」に残される唯一のトニセンメンバーこと押切さんの連載、今月号は角田光代さんとの対談です。
トーク内容は、小説家としての仕事の向き合い方が8割、アラサーの恋愛・結婚の悩みが2割となっていて、角田さんも自身の恋愛を振り返りながら「恋愛体質で、恋人がいないと人生が困難に感じるという考え方だった」と明かします。それこそ二股でもいいから、会えなくてもいいから「恋人」という名称の男がほしかったんだそう。そうした自分の恋愛観について、自分たちの世代は「恋愛にかけるエネルギーが大変高かった」と、まさかの“世代”論で片付けていました。強引!
押切さんはそれを受けて、「恋愛も仕事も不安ベースで対策取っていましたね。(中略)習い事をたくさんしたり、憧れの人の話をどんどん聞きに行ったり。でも、その方々の話を受け止める器がなくて、理解できないことも」と返答。あ~よかった……本人も気づいていたんですね……。世間は感じ取っていましたよ、習い事への執着と著名人とのかみ合わない対談は、全て不安と自信のなさゆえだということを……。押切さんが抱えていたくすぶりを、吐き出すように導いてくれた角田さんに、感謝の念すらわいてきます。
最後に、角田さんの著書『対岸の彼女』(文藝春秋)に寄せた、押切さんのコメントを。「結婚や出産やキャリアによって変化する友情関係、それに対する答えがいくつも詰まった作品だと思います」。思わず、結婚や出産、キャリアの方向性の違いから去る蛯原さん&高垣さんを浮かべてしまいましたが、押切さんは本書から彼女たちとの関係の「答え」を見つけたんですよね、きっと。友情は続くのか、終わるのか、はたまたただのビジネスパートナーだったのか……。
そしてそして、卒業していく蛯原さんも押切さんへメッセージを贈っているので、抜粋して終わりにしましょう! 「もえは時代をともにした戦友。誰よりも努力する姿をずっと見てきたし、決めたことをやり抜く強さは、本当に尊敬します」。あれれ、書くことなかったのかな? と、他モデルへの具体的なメッセージを読むと思ってしまいましたが……。嗚呼、エビちゃん・もえちゃんの関係はついに終焉なのでしょうか? いえいえ、これからが第二章の始まりだと、これからも目を離さず見ていきますよ~!