福士蒼汰『お迎えデス。』、視聴率急落の6.9%! 敗因は「朝ドラキャスト頼み」の安直さ!?
福士蒼汰が主演する日本テレビ系連続ドラマ『お迎えデス。』(土曜午後9時~)の視聴率が、悲惨な状況になってきた。
人気若手俳優・福士が主演、ヒロインが土屋太鳳とあって、注目を集めていただけに、初回は10.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、かろうじて2ケタ台を記録したものの、第2話では9.3%と1ケタ台に転落。5月8日放送の第3話は、6.9%まで急降下してしまった。同時間帯に、フジテレビ系で放送された『ENGEIグランドスラム』が14.2%の高視聴率をマークした影響もあろうが、それにしても低い数字だろう。
日テレの「土9」ドラマで、視聴率が6%台まで落ち込んだのは、昨年7月期『ど根性ガエル』(松山ケンイチ主演)第7話、第8話の6.3%以来のこと。『お迎えデス。』の第3話までの平均は9.0%で、早くも全話平均視聴率が、1ケタ台に終ってしまう不安もちらついてきた。
同ドラマは、同じ大学に通う感情希薄な理系オタク・堤円(福士)と、感情むき出しの猪突猛進女子・阿熊幸(土屋)が、水と油の相性でありながら、ある“不思議なバイト(幽霊をあの世に送る仕事)”を共有することで、お互いに触発され、足りないものを補いながら、「生きていく」とは何かを学び、共に成長していく……というストーリーだ。
脇を固めるのは、NHK朝ドラ『まれ』(15年度前期)で、土屋の同級生で義姉妹役を演じた門脇麦(幽霊の緒川千里役)、『花子とアン』(14年度前期)でブレークした鈴木亮平(死神のナベシマ役)ら。『あまちゃん』(13年度前期)で脚光を浴びた福士、土屋を含め、主な出演者が全て朝ドラ勢なのだ。
「朝ドラ人気に乗っかったような随分安直なキャスティングに思えてしまいます。若い視聴者層を意識したともいえ、ストーリーもあっさりしすぎている印象です。正直、見るのは主要キャストのファンだけになってしまう懸念がありますね。目立つのは、常にショートパンツで登場する、土屋の“太もも”だけという声も聞こえてきますよ」(テレビライター)
今後も苦戦が予想される『お迎えデス。』。ヘタをすれば、大爆死といわれた『ど根性ガエル』の平均8.0%を下回ってしまうかも?
(森田英雄)