嵐の「熊本応援CM」報道にSMAPファン複雑!? 「スマスマは何年も呼びかけてるのに」
地震により大きな被害を受けた熊本県への“応援CM”に嵐が出演し、5月1日夜、同県の民放4局で一斉オンエアーされた。ネット上では「嵐の応援メッセージCMで泣いた」「熊本人として元気をもらった。ありがとう」などと、反響を呼んでいる。
CMは60秒で、まず櫻井翔が「この度、地震で被災された皆様に、心からお見舞い申し上げます」と語りかけ、続いて一人ずつメッセージを贈り、最後に「僕たち嵐はみなさんのふるさとに寄り添います」と全員で語りかける内容。このCMは、県のPRキャラクター「くまモン」の生みの親で、イベント『嵐のワクワク学校』などでも嵐とつながりのある放送作家・小山薫堂が企画したもので、BGMには2010年の『NHK紅白歌合戦』で、嵐の特別企画のために小山が作詞した「ふるさと」が使用されており、最後は大野智が「くまもとの笑顔のために」と書かれたボードを持ち、4人がガッツポーズを見せていた。
熊本県出身の小山氏は今回のCMについて、4月30日更新のFacebookで「ふるさと」を作詞した際の思い出を振り返りつつ、「その『ふるさと』という曲を使って、自分のふるさとに応援メッセージを送りたいと思い、ジャニーズ事務所さんにご相談したところ、お力を貸してくださいました」と、経緯を説明。ダメ元で熊本の民放4局に放送を依頼したところ、一斉放送を快諾してくれたことを明かしていた。5月2日以降は県内のラジオ局でも放送されるという。
1日夜の情報番組『Mr.サンデー』(フジテレビ系)ではこのCMのオンエアーをトップニュースで伝え、2日朝の『めざましテレビ』(同)などでも取り上げていたが、これに複雑な気持ちになっているのがSMAPのファンだ。SMAPは11年3月に東日本大震災が発生した後から、『SMAP×SMAP』(同)を通じて支援金の受け付けを告知。現在まで風化させることなく、およそ5年間に渡ってメンバー5人が番組最後に直接支援を呼びかけている。
「熊本地震の4日後の放送では、東日本大震災の支援メッセージの後に『この度の「平成28年熊本地震」により被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます』とのテロップが表示されました。そして翌週の放送では、黒いスーツ姿で5人が横並びで登場し、中居正広が東日本大震災への支援に加え熊本地震のお見舞いコメントを述べた後、『こちら(熊本地震)も支援金の受け付けを行っております』と紹介し、メンバーが頭を下げていました」(ジャニーズに詳しい記者)
ジャニーズグループの中では、SMAPがいち早く熊本へエールを送る姿を見せていたことから、一部SMAPファンからは「なんで、嵐が熊本を応援するとニュースになるの? SMAPは何年も東北を応援してるのに」「嵐が熊本のみにメッセージして褒められてるけど、SMAPは毎週『スマスマ』で言ってる」「嵐が熊本にメッセージした件は取り上げられてるね。事務所に疑問を感じる」と、報道の差に落胆する書き込みが見受けられた。
「今回のCMについて、ネットユーザーからも『同県の有名人を差し置いてなんでジャニーズ?』という声や、嵐ファンからも『ジャニーズ名義でやらずに、小山薫堂発信ってのが何となく嫌』『できれば熊本だけじゃなく、九州全域で放送してほしかった』などと、疑問の声も出ています」(同)
今回の嵐のCMに関しては、さまざまな意見が飛び交っている状況だが、嵐やSMAPも被災者を思う気持ちは同じだろう。東日本大震災の時のように、再びジャニーズが一丸となって九州地方を支援し、盛り上げていってくれることを願いたい。