元EXOメンバー「専属契約訴訟」の判決近づく! レイも「いよいよ脱退」と中国報じる
2014年に契約解除の訴えを起こした中国人メンバー3名を除き、現在9人で活動を続けているSMエンターテインメント所属のEXOだが、またしてもメンバー脱退のうわさが飛び交っている。中国メディア「青年網」(4月26日付)が、唯一中国人メンバーとして在籍していたレイ(張芸興/24)が脱退するのではとの記事を発表したのだ。
その理由として、4月21日に台湾で発売されたファン向けのEXO限定グッズに、レイの名前や写真がないことを指摘。これに対し、ネット上では中国のファンからは「いい加減、中国人メンバーをいじめるのはやめて!」「SMエンタって、こうやって扱いづらいメンバーをハブって居づらくするんだね」「レイは辞めた3人に負けないくらい中国で人気あるし、十分ソロでやっていけるよ」など、SMエンタに対する不満や、レイへの応援コメントが書き込まれている。
また15年の秋に開催されたEXOの日本ツアーライブ『EXO PLANET♯2 The EXO’luXion』においてレイの出演が見送られ、4月末~5月3日に日本武道館で開催されたファンミーティングにもレイが出演しなかったことで、日本人ファンの間でもレイが脱退するのではとうわさになっていた。
レイとSMエンタとの間で何が起こっているのだろうか? アジア圏のアイドル事情に詳しい香港メディアの記者は、次にように分析する。
「15年4月、レイはネットテレビの単独インタビューで、自らSMエンタとの関係について語り、EXOのメンバーとしてデビューし、ここまで育て上げてもらった事務所に感謝の言葉を述べています。しかしその後、SMエンタに対して、中国での個人事務所設立を打診し、SM側もこの要求を受け入れています。その背景には14年に専属契約解除を申し出た中国人メンバー3人の存在がありました」
その中国人メンバーの3人、クリスとルハンとタオは、グループを抜け、現在は中国で俳優や歌手活動などを精力的に行っている。
「おそらく事務所側は、レイが提案した個人事務所設立を拒否してしまうと、3人のように契約解除の訴えを起こされかねないと考えたのでしょう。ただSMエンタの事務所内部では、レイに対して寛容すぎるといった意見を持つ者も少なくありません。EXOのグループ活動にレイが参加していない背景には、レイの個人スケジュールが優先されている側面のほかに、事務所内の“反レイ勢力”の意向が作用していることも考えられます」(同)
レイは15年、中国メディアのインタビューの中で脱退については明確に否定した。しかし、レイ脱退説はいまだ根強く、今後の情勢は不透明だ。5月には、クリスとルハンが起こした専属契約解除を求める訴訟に判決が言い渡される。中国人メンバーの動向には引き続き注目が集まるだろう。
(広瀬賢)