ジャニーズJr.公演、チケット150万円まで高騰! 「転売野放し」に批判の声上がる
“顔認証”チェックが本格的にスタートしたことで、転売チケットが減少している嵐のコンサートツアーだが、一方、ジャニーズJr.が出演するコンサート『ジャニーズ銀座2016』(4月29日~5月31日)のチケット価格が、ネット上で高騰している。
人気のJr.が日替わりで出演する『ジャニーズ銀座』は、数年前から開催されている恒例の人気公演。会場の東京・日比谷のシアタークリエは座席数609席の小さな劇場とあって、ファンとタレントの距離が近いことも魅力の1つになっている。今回は、「Myojo」(集英社)の「恋人にしたいJr.」ランキングで上位入りした岩橋玄樹、神宮寺勇太、岸優太による人気ユニット・Princeの公演日をはじめ、Jr.ユニットのSnowMan、SixTONES、TravisJapanらによる公演日もあり、開催前からチケットの激戦が予想されていた。
ジャニーズといえば、昨年12月の『ARASHI LIVE TOUR 2015 Japonism』の東京公演や、今年2~3月に行われた関ジャニ∞・渋谷すばるのソロライブツアー『渋谷すばる LIVE TOUR 2016 歌』で、デジタルチケット(QRコード)と顔認証チェックを実施。4月23日にスタートした嵐のアリーナツアー『ARASHI“Japonism Show”in ARENA』でも、全日程において同様の入場確認を行っている。事前に登録した顔写真と来場者が一致しなかった場合は入場不可となるなど、当選者以外が容易に入場することができないシステムだ。
これにより、ネット上でのチケット売買は減少傾向になったが、顔認証チェックがない今回の『ジャニーズ銀座2016』は、やはり高額取引が横行しているようだ。
「公演前からチケット価格が跳ね上がり、正規料金6,000円にもかかわらず、チケット売買サイトでは前列で数十万円が当たり前の状態。特に、今公演で初お目見えとなるユニット・Love‐Tuneの公演は1枚150万円で取り引き終了しているものもあり、異常な相場です。ほかにもアクロバットなどのパフォーマンス力が高いSnow Manの公演が1枚40万円だったりと、各公演で高騰が続いています(28日午後9時時点)」(ジャニーズに詳しい記者)
会場の後列座席だと1~2万円のチケットも見受けられたが、それでも150万円のチケットが売りに出された上に、実際に購入する人がいるとは驚きだ。昨年の『ジャニーズ銀座』では4枚しかない当日券を求めて毎公演1,000人前後のファンが詰めかけるなどJr.の人気の高さを証明しており、今年も当日券は高倍率になることが予想される。
このため、チケット転売に反対派のファンの間では「クリエ(ジャニーズ銀座の会場)も顔認証導入して」「嵐で顔認証をやって、クリエが野放しって理解できない」という声も上がっている。今後、ジャニーズではKis‐My‐Ft2、関ジャニ∞、Hey!Say!JUMPなどのコンサートが予定されているものの、顔認証を行わない公演は『ジャニーズ銀座』のように転売が盛んに行われることとなりそうだ。