伊藤英明主演『テラフォーマーズ』、公開前なのに“酷評レビュー祭り”! 「試写会が逆効果」に?
伊藤英明が主演を務める人気漫画の実写映画『テラフォーマーズ』が、いよいよ今月29日から公開される。しかし、一足先に試写会で鑑賞した人たちからは厳しい声が相次いで上がり、作品レビューは大荒れという、異常事態となっているのだ。
『テラフォーマーズ』は2011年より連載を開始し、現在も「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中、累計発行部数は今年3月時点で1,500万部を突破している人気漫画。21世紀、人口爆発のため火星移住計画が始動。人類はコケと“ある生物”を送ることで火星を地球化させようとした。それから500年。計画の仕上げのために火星へ送り込まれた隊員は、その生物の駆除に取りかかるが、“ある生物”は人型に異常進化した凶暴な驚愕生物へと姿を変え、隊員たちに次々と襲いかかる。絶体絶命な状況の中、隊員たちは昆虫のDNAによって虫の姿に“変異”し、超人的なパワーを発揮し立ち向かう……といったストーリーだ。
この映画は、主演の伊藤をはじめとしたキャスト陣も見どころの1つ。武井咲、山下智久、山田孝之、小栗旬、ケイン・コスギ、菊地凛子、加藤雅也、小池栄子、篠田麻里子、滝藤賢一、太田莉菜、福島リラなどの出演陣、そして監督には三池崇史と超豪華布陣で制作され、GWの話題作と注目を集めている。また、「物語で重要な役割を占める宇宙船のセットは、約1億円の制作費、制作期間3カ月が費やされ、原作の世界観を忠実に再現」とも報じられ、かなりの超大作となっているが、公開1週間前にして、レビューが酷評の嵐になっている。
「『幼稚園のお遊戯会かな』『試写会をやる度に酷評され、一般公開時には見ることをためらう人で溢れるのでは』『自主制作映画でもこんなひどいもの珍しい』などと散々。さらに予告編を見ただけの人からも『予告なのになんでこんなにダサいのか』という声が上がっています。映画関係者の間でも『CGがハリウッドのZ級映画みたい』『興行収入どうなるか……』と話題になるなど、この映画についていいウワサを聞いたことがありません」(芸能ライター)
こうした批判の声が噴出する流れとなったのは、3月2日に映画評論家の前田有一氏がTwitterで「『テラフォーマーズ』試写会 いやー…すごかった。確実に、原作ファンの評価は一方的になることでしょう。あの進撃騒動を上回る可能性すらある、大変なことになるよこれは…。三池監督ほどの人でもこうなってしまうのかと愕然としました。今年を代表する話題になると予想します」と発言したのがきっかけだった。
「この前田氏のツイートは3,000以上リツイートされ、瞬く間に『テラフォーマーズ』の悪評が広がりました。『あの「進撃の巨人」の下があるのかよ!』『やっぱりか! 鑑賞も回避できてよかった』と大反響。公開前から、“駄作”の烙印が押されてしまったのは少々かわいそうですが、逆に『そんなにひどいなら見てみよう』という人もいるようです」(同)
これらの悪評を覆すべく、出演者は番宣に必死。伊藤、武井、山下、ケインの4人は『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)の「食わず嫌い王決定戦」に出演、篠田は映画にちなんだコスプレで始球式に登場などしているが、果たして初週の映画ランキングでは何位に食い込むことができるのだろうか?