西内まりや、上地雄輔、藤原紀香……震災にまつわるブログ&Twitter投稿が炎上したタレント
4月14日に熊本県熊本地方を震源とする最大震度7の地震が発生した。その後も余震が続き、住民は現在も避難生活を余儀なくされ、各地で救援物資がうまく行き届かないなどさまざまな問題も起こっている。そんな中、ブログやTwitterにおける震災についての発言が、「配慮に欠けている」と批判が巻き起こった芸能人がいる。
まず1人目は、毎日放送の山中真アナウンサーだ。山中アナは15日の朝より熊本で取材をしているというが、16日の夜、自身のTwitterで「やっと今日の1食目。食料なかなか手に入りにくいです」とのコメントとともに、ボリューム満点なお弁当画像をアップした。
「熊本では食糧不足の場所が各地であり、おにぎりやカップラーメン、パンだけでしのいでる人が多いと報じられています。そんな時に豪華なお弁当、それも『手に入りにくい』という発言から『熊本で入手したのでは?』といった疑問の声がネット上で噴出。『被災者にあげろよ』『普通、自分の食料は自分で用意してくるだろ』『悪気はないんだろうけど、こりゃダメだ』などと猛烈な批判を受けました」(芸能ライター)
2人目は上地雄輔。“おバカキャラ”で人気を博した彼だが、震災を受けて15日にブログを更新。その内容は「くたびれたぁ(T0T)けど!! また素敵な出会い♪ もぅこれでもかってくらい!! とにかく最高でした(^∇^) 9人野球も久々だったし笑週に1回位はやりたいな♪」といった文章が続き、一見すると震災に何も関係なく見えるのだが、このブログの文章を縦読みすると「くまもと9週まけちャだ目ダヨ1人じゃねIんだから」(熊本九州負けちゃ駄目だよ1人じゃねぇんだから)となる。
「上地らしい遊び心あるメッセージの伝え方で、ファンからは『感動した』『元気が出た』『かっこよすぎる』と称賛を受けたものの、ネットユーザーからは『縦読みにする必要あるの?』『フザけてるようにしか見えない』と否定的な意見も多いです」(同)
3人目は、藤原紀香。藤原は14日の夜にブログを更新し、「揺れの大きかった地域の皆様大丈夫でしょうか?!」と被災者にメッセージを発信。その後、余震が起こった際にも再びブログで「現地の皆様、落ち着いて、どうか無事でいてください。助け合って、身を守ってください。閉じ込められている方は、絶対あきらめないで!」とエールを送っていたが、続く文章に「火の国の神様、どうかどうか もうやめてください」と書いたのが問題となった。
「“火の国”とは“肥の国”とも呼ぶもので、かつて肥後国だった熊本県のことを指す言葉です。しかし、藤原の書き方は『神様が怒って地震を起こしている』とも取れてしまい、『熊本の人がなんか罪を犯したっていうのか?』『侮辱しているように聞こえる』『天罰みたいに言うのはおかしい』と大炎上。現在藤原のブログでは、該当箇所が削除されています。これは東日本大震災を『天罰だ』と発言し猛烈な批判を受けた石原慎太郎と同じ過ちでしたね」(同)
最後は、西内まりや。16日、Twitterで非常時の必需品のイラストを投稿したが、併せて“自撮り写真”をアップしたことに、「どうしてわざわざ自撮りを載せる必要があるの?」「本気で心配していたら、自撮りなんか載せない」などと批判が集まった。その後西内は、Twitterで「不快な気持ちにさせてしまっている方々ごめんなさい」と謝罪し、自撮りを掲載したツイートを削除している。
こうした一連の投稿は、「被災地の現状を伝えたい」「何か自分ができることはないか」という思いによるものだが、非常事態の今、言動には細心の注意を払うべきなのかもしれない。