「世界から鏡が消えない限り」終わらない! 毛穴イジリは禁断の悦び、「毛穴と女」座談会 【後編】
■私たちと毛穴の不思議な関係
――毛穴が理想型になったら、皆さんの心は成仏しそうですか?
櫻田 私は毛穴以外、シミ・ニキビ・シワ、全然気にならないので、解決しちゃうかも。でも、毛穴が理想型になったら、今度はシワが気になり始めて、シワブロガーになっちゃうかもしれません。肌の欠点を見つけて落ち込むことが趣味なのかも?
石徹白 彼氏できないって悩んで、彼氏ができたら、結婚できないって悩んで、結婚したら、子どもができないって悩んで、子どもができたら、子育てがうまくいかないって悩んで……ステージが変わるごとに悩みごとも変わりますよね。
櫻田 それだっ!
――毛穴をいじってる時はどんな気持ちですか?
櫻田 禁断の悦びを感じているというか……角栓を抜いたら肌が痛んで良くないと思いつつ、抜いちゃう。ダイエットしてるのに、ポテチを一袋食べちゃった時の悦びというか。 逆に、角質培養はそういうものをストイックに禁止する。断食とかに近い陶酔。どちらも快楽があるんだと思います。やだ、なんか私、ヤバイ人な気がして来た。
にゃすぱー 毛穴を抜いていると、時間があっという間に過ぎてますよね!
――角栓抜きを止めようとは思われないんですか?
にゃすぱー ないです。世界から鏡がなくならない限り、私は止められないと思います。角質培養の研究のために止めてた時、いいことなかったんですよ。気になって、鼻をさわると、毛穴が角栓でもっこりしてて、あぁ……って、精神的に落ち込んじゃって、逆に良くない。だからもう、抜いていた方が精神的にもいいなって思うようになりました。
石徹白 枝毛とか、結ばってる毛を探し当てたりするのも、似ている気がします。
櫻田 そうそう、悪いものなのに、見つけるとニヤリとしちゃう。
にゃすぱー 最近はYouTubeで他人が角栓を抜いている動画を見て、自分が抜いた気になって、今日はこれで我慢しようって言い聞かせてます。
全員 爆笑
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<座談会を終えて/櫻田>
結局自分は、毛穴の解決を本気で望んでいるのかいないのか、よくわからなくなってきました。もう別れる! と言いながらも、別れなよって言われると「でも、彼、本当は優しい人なの」と周囲をイラッとさせる女のように。そう、毛穴は別れられないダメな恋人、毛穴依存症なのかもしれません。
そんな心のダークサイドは見て見ぬ振りをしつつ、今日もこの穴に愛と情熱を注ぎ、毛穴対策に精進して参ります♪
#うっとり←やっぱりおかしい