「世界から鏡が消えない限り」終わらない! 毛穴イジリは禁断の悦び、「毛穴と女」座談会 【後編】
――女たちはなぜこれほどまでに、その「穴」に執念を燃やすのか? 「毛穴スッキリ」「毛穴をキュッと引き締める!」等のコピーに流され続け、ありきたりな毛穴対策などやり尽くした3人の女が、針・流血・ひき肉……その異様なまでの執着の実態を晒し合う。鼻の汚毛穴画像を撮り続ける女、顔を洗わない女、角栓抜きをやめない女……それぞれの戦いの先に見えて来るのは、毛穴の消滅なのか、それとも――。
<参加者プロフィール>
◎石徹白未亜 30代:就活中ににきびが大量発生したのを機に、「肌」に目覚める。現在は洗わない美容法「宇津木式」を始めて4年経過。ライター。
◎にゃすぱー 30代:中学時代ににきびに悩まされ、以降「毛穴」を追求するように。鼻の角栓を抜く、にきびを潰すのがやめられない。主婦。
◎櫻田こずえ 40代:中学時代から毛穴が気になりだし、現在もあらゆる美容法を試しては涙を流している。世の汚毛穴女性たちから厚い支持を得る、毛穴ブロガー。サイゾーウーマンで【櫻田こずえの鼻の毛穴―黒ずみつまりとの格闘180日―】連載中。
■努力が足りないと言われるとイラッ
――毛穴について意見交換をするお友達はいらっしゃいますか?
にゃすぱー いえ、いないです。毛穴のことは話さないですよ、友達とは。
櫻田 私は毛穴ブログを通じて知り合った人だけですね。リアルな友達ではいません。こんな毛穴晒しててなんですが、コンプレックスですから、気にしていることすら知られたくないです。醜形恐怖症的な毛穴こじらせ時代もありましたし。
――それはいつ頃ですか?
櫻田 浪人時代かなぁ。電車の中で誰かが笑っていると、私の毛穴を見て笑ってるに違いないと、電車を降りちゃってました。ブログを始めた頃のOL時代は、マスクしないと外に出られない時があったり。 当時は結構深刻でした。
にゃすぱー スーパーでふと鏡を見て、自分の毛穴の汚さに落ち込んでしまったり。
櫻田 なるなる!