蛯原友里の「AneCan」卒業で決定的となった、“迷走”押切もえとの格差
モデルの蛯原友里が、ファッション誌「AneCan」(小学館)の専属モデルを卒業することを発表した。5月7日発売の同誌6月号の「卒業スペシャル」を最後に、専属契約が終了となる。7年間にわたって同誌の看板モデルとして表紙を飾ってきた蛯原だけに、今回の卒業で仕事が減ってしまうと思われがちだが、実は新たな活動への布石だと見る向きがある。
「ずばり、ママモデルです。『AneCan』の読者層は20代後半~30代の子どもがいない女性なのですが、エビちゃんは昨年11月に第一子を出産しており、そもそも彼女自身が読者層にそぐわなくなってきた、という意識もあったのでしょう。どこかで引き際を考えていたのだと思います。彼女は同じ版元の『Domani』の専属モデルも務めているのですが、こちらの読者層は35歳前後の女性。同誌を足場に、ママモデル的な展開を見せるのでは。チャイルド・ボディ・セラピストとして活動している双子の妹の英里とコラボしたり、マタニティウェアをプロデュースしたり、といったような活動が考えられますね」(芸能ライター)
学生時代から福岡でモデル活動をしていた蛯原は、大学卒業後に上京し、「CanCam」(小学館)の専属モデルとして活動。雑誌の中で見せた彼女のコーディネートは「エビちゃんOL」などと人気を博した。ブームの余勢を駆って女優デビューも果たしたが、現在の活動はほぼモデル一本だ。
「正直、女優としては大根もいいところでした。しかし、彼女が賢かったのは、早々と女優業に見切りをつけてモデル業という得意分野に活動を絞った点です。おかげで自身のブランド価値を損なうことなく、今日までカリスマモデルとして活動できています」(同)
「AneCan」で蛯原と並ぶ看板モデルが高垣麗子と押切もえだが、高垣も蛯原同様に同誌を卒業する。
「高垣は元スピードスケート選手の清水宏保と離婚したものの、昨年3月に音楽プロデューサー・森田昌典と再婚。彼女も、今後を見据えての卒業でしょう。つまり、エビちゃんも高垣も自身のライフステージに合わせて、活動の方向性を定めているわけです。一方、専属モデルを続ける押切はマラソンや絵画、小説などに手を出したり、マンションや化粧品、ゴルフウェアなどプロデューサーとは名ばかりの“名義貸し商売”に手を染めたりと、活動は迷走するばかり。恋愛にしても、プロ野球ロッテ・マリーンズの涌井秀章投手と真剣交際していることが明らかになりましたが、涌井といえば名うての遊び人。結婚を成就できるとは考えにくい。『AneCan』を辞めるに辞められない、というのが実情でしょうね。エビちゃんとの格差は広がるばかりです」(同)
蛯原の「AneCan」卒業は、あらためて彼女の処世術のうまさを浮き彫りにしたと言えるだろう。