サイゾーウーマンコラム不信感を抱いた弁護士事務所の対応 コラム 【連載】夫の不倫相手を訴えた! 実録「慰謝料請求裁判」体験記13 夫の不倫相手と間違えるなんて! 不信感を抱いた弁護士事務所の対応 2016/04/14 15:30 結婚不倫浮気慰謝料裁判弁護士実録「慰謝料請求裁判」体験記 「訴状」とは今回の件に関しては、「請求の趣旨(どんな判決を希望するのか)」、「請求の原因(なぜ請求するのか、事件の一連の流れ)」、「先方の責任(相手の行動のどこが、民法の定めるところによる不法行為に当該しているか)」、「損害(損害額と裁判費用の内訳)」、「結論(慰謝料を求める、という意思通達)」を、決まった形式で書いたもので、これに加えて、弁護士への「委任状」や、「証拠」(「陳述書」と呼ばれる、わたしと夫、それぞれが今回の事件の流れについて陳述したものや、さなえとの面会を録音したもの等)を用意し、 裁判所に提出するのが、訴訟の第一歩とのことでした。 その日はそんな説明を受けて帰り、後日、弁護士事務所側が作成した、「訴状」と「陳述書」の書面確認のメールが来ました。ところが、届いた「訴状」には、「原告」として、わたしの名前と住所が書かれていました。 訴訟に移ることが決まった時に、弁護士サイドには、「相手に、住んでいる場所なんて知られたくないんですが、そこ辺りはクローズで進めることができますか?」と尋ね、「それは大丈夫です」という返事をもらっていたのですが、この「訴状」というものは、先方の手元には届かないものなのか。 心配だったのでHさんに確認をしてみたところ、「先方にも同じ物が届きますね」とさらっと返されました。「相手方に住んでいるところを知られたくないんです」と再度、お願いしたところ、裁判所に確認をしてくれ、結果、「住所 不詳不明」という言葉で対応できると言われて一安心しましたが、これ、もしもスルーしていたら、先方に住所を知られていたっていうことです。その辺り、こちらが確認しなくても、きちんとしてくれるような弁護士事務所を選ぶべきだった、と再び後悔……もしも、皆さまが弁護士さんに何かを依頼することがあったら、きちんと納得できる事務所を探したほうがいいと、心から思います。 ■ついに法廷で決着がつくと思ったものの…… それはさておき、こうして、弁護士事務所から裁判所へと提出した「訴状」は、裁判所から「口頭弁論期日呼出状及び答弁書催告状」とともに、被告であるさなえの元へと送られ、わたしの元へも、1回目の口頭弁論日の期日が届きました。 通常、この1回目の口頭弁論は、裁判所が被告の都合を尋ねずに決めるため、多くの場合、被告は欠席するそうです。代わりに「訴状」に異義があればそれを主張した「答弁書」を出す。それを受けて、2回目の口頭弁論は、原告被告(本人もしくは代理人)の両人が出席して、事実を確認していく、という流れになるそうです。 とうとう、法廷で決着がつく! さすがのさなえも、裁判所からの書類を無視するほど無知じゃない……と考えていた、わたしが甘かった。口頭弁論日の2週間ほど前、弁護士事務所から「先方が裁判所からの送達(送られた書類)を受け取っていない」という連絡が届いたのでした。 (まほ) 前のページ12 最終更新:2019/05/17 20:03 Amazon 頼れる弁護士の見つけ方 (ダイヤモンドMOOK) 弁護士が一度も出てこない 関連記事 夫が不倫したら妻は謝るべきか 夫婦関係を修復するために必要なこと慰謝料請求の目的はお金じゃない 不倫された妻が考える「償いの不公平」夫の不倫相手に慰謝料請求を決意 最初にするべきこととは?夫が、別れたはずの不倫相手と会っていた…… ついに慰謝料請求を決意「旦那さんと別れません」と主張する夫の愛人への複雑な感情 次の記事 元歌のお兄さん、現役時代からヤク中!? >