マッチングしなくても居心地がいい! 新オープンの歌舞伎町の相席ラウンジに潜入
■客層は意外と普通?
歌舞伎町のど真ん中とあって、客層について一番不安があったのですが、女性は20代が多い印象。といってもギャルではなく、キレイめの女子が多いので、街の雰囲気に不安になる必要はなさそうです。男性はスーツ姿のサラリーマンが多い様子。こちらは仕事帰りに、キャバクラの代わりに来たという感じでしょうか……。ガラの悪そうな男性は確認できませんでした。
20時頃の入店となった今回ですが、20時台には正直、お客さんはあまり入っていません。そのため、最初は女子が余るような状態でした。21時を過ぎた頃からポツポツと男性の入店が目立つようになってくるため、やはり2軒目として選ばれるお店のようです。
そうして推定年齢アラフォーの男性2人組とマッチングを開始した筆者。自己紹介をしていくと、どうやら芸能関係の方のようです。第一印象は、ぶっちゃけチャラい(笑)。
格好は普通なのですが、「アイドルの○○ちゃんと飲んだ」など、とにかく業界風を吹かせまくっているのです。「ウッゼー」と思いながら帰る時間をうかがっていると、そこはもてなし上手の業界人。有料のメニューをバンバン注文してくれます。
ドリンクも好きなだけ
このお店は有料のメニュー(といっても安いです)が多数存在するので、女子に好きなだけ飲み食いさせることで、簡単にちょっと喜ばせることが可能。本当にキャバクラみたいですね(笑)。
普段遊ぶ場所の話題になると、六本木や西麻布が多いとのこと。これまた業界トークで、延々と“すごい俺”アピールをしてきます。話していくと、どうやら彼らにとって、ここはキャバ嬢を口説くノリで、安く女の子としゃべれて口説ける……というのが魅力のようですね。って、私は仕事じゃない!
どうしてこんなにグイグイ口説かれるのか考えてみると、1つ特徴的なのがソファ席での横並びトークです。普段は対面で話すことの多い相席系居酒屋ですが、横に並ぶとどうしても水商売感が強くなります。そのかわり、距離もグッと近くなり、緊張がほぐれる気もします。
やっぱり終始キャバクラっぽい印象はぬぐえませんが、全てにおいて新しくて楽しい空間は、今後はやるだろうなと感じさせるものでした。
【良かった点】
・お店が、とにかくキレイ!
・お料理も飲み物もおいしい!
・それゆえに、居心地がめちゃくちゃいい
・キャバクラスタイルの相席は、意外と距離が縮む?
【悪かった点】
・歌舞伎町のど真ん中ということで、行くまでが怖い&遠い&わかりにくい
・オープンして間もないため、お客さんの入りがまばら
(来店は21時以降がオススメとのこと)
ちなみに筆者が当たった男性陣は口説き目的だったので大ハズレでしたが、周りの男性陣の会話は、そこまで過激なものではなかったように感じます。しかし、横並びのソファ席は距離の縮まりを加速させるのか、みなさん合コンっぽいノリで楽しそうでした。気になる方は、ぜひ21時以降にのぞいてみてはいかがでしょう。
おおしまりえ
雑食系恋愛ジャーナリスト・イラストレーター。10代より水商売やプロ雀士など人気商売に身を投じ、延べ1万人の男性を接客。鋭い観察眼と、男女のコミュニケーションの違いを研究し、恋愛コラムを執筆中。ブログ