25年の歩みを振り返る、フォトブック『Smap アーカイブス』コンサート編・イベント編が発売中!
今年1月に降ってわいた、SMAPの解散報道。そもそもの原因は、ジャニーズ事務所副社長のメリー喜多川氏と、SMAPの育ての親であるチーフマネジャー飯島三智氏の対立とも言われ、SMAPの分裂、一部メンバーの他事務所への移籍などが取りざたされました。飯島氏が芸能界から引退し、SMAPメンバーが『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で“生謝罪”することで一応の決着をみたこの騒動。
一方で、皮肉なことに解散報道が出たことで、改めてSMAPの魅力や、アイドル界の先駆者としての功労が見直された時期でもありました。芸能界はもとより、石破茂地方創生担当相が騒動に言及したり、毎日新聞がSMAPの曲名を見出しに入れたりと、各方面にも騒動は波及したのです。
今年9月にはCDデビュー25周年を迎えるSMAP。鹿砦社では5人の軌跡を辿る『Smap アーカイブス コンサート編』『Smap アーカイブス イベント編』を同時発売しました。
『Smap アーカイブス コンサート編』では、2005年の『SMAPとイク? SMAP SAMPLE TOUR FOR 62DAYS.』、08年『SMAP 2008 super.modern.artistic.performance tour』、10年の『We are SMAP! 2010 SMAP CONCERT TOUR』、12年の『GIFT of SMAP -CONCERT TOUR’2012-』、14年の『Mr.S -SAIKOU DE SAIKOU NO CONCERT TOUR-』の選りすぐりのショットを収録。
聖地・国立競技場でSPを伴ったサプライズ演出(『SMAPとイク?』)や、マイケル・ジャクソンの振付師として知られるファティマ・ロビンソンやTRFのSAMらによって練り上げたダンス構成(『super.modern~』)、『We are SMAP!』でのコンサート総動員1,000万人を祝うセレモニーと、常に時代を先取りし、日本のショービジネスをけん引してきたSMAPコンサートの名場面を一度に振り返ることができます。また、『super.modern~』の赤のタータン柄スーツ、『We are SMAP!』でのブルーの惑星柄スーツ、『GIFT of SMAP』でのキラキラなトレンチコートなど、衣装の変遷も楽しめます。もちろん、メンバーのソロカットも充実。歌って踊ってファンとの交流を楽しむ彼らの笑顔から、コンサートこそアイドルが最も輝く場だと再確認できる1冊です。
『Smap アーカイブス イベント編』は、CMの制作会見や主演映画/ドラマの記者会見、特番やファンミーティングのフォトレポートを収めたもの。草なぎ剛と香取慎吾の2人がメインパーソナリティーを務めた05年の『24時間テレビ28』(日本テレビ系)では途中から他の3人も駆けつけ、同番組恒例の「サライ」ではなく、「世界に一つだけの花」で異例のフィナーレを迎えたことも話題となりました。その場面はもちろん、各メンバーの私服姿が新鮮な『第60回 NHK紅白歌合戦』のリハーサル風景、全員で出演したサントリー「BOSS」のCM発表会見での黒スーツのキリッとした姿など、ファンにはたまらないマニアックなシーンを切り取っています。
映画『武士の一分』(木村拓哉主演)、ドラマ『猟奇的な彼女』(草なぎ主演)の記者会見で見せる精悍な顔の一方、『SMAPファンミーティング2011』(西武園ゆうえんち)や『祝20周年! SMAP FaN×FuN PARTY2011』(東京ドーム)での心からの笑顔など、25年間第一線を走ってきた“アイドルのプロ”のさまざまな表情が楽しめます。
写真と文章とともに、本書の大きな見どころが巻末の「SMAP年表1988-2016」。スケートボーイズ結成から解散騒動までをまとめた大ボリュームで、ファン必携の書と言えそうです。