石川敏男の芸能デスクレポート

清水健太郎が独占告白! 「4回逮捕された」からわかる、清原和博が覚せい剤と縁を切る方法

2016/03/31 19:00
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「リスタート(再起動)」/ニューセンチュリーレコード

 元プロ野球選手の清原和博被告(48)が、覚せい剤取締法違反で逮捕されて2カ月がたった。保釈後は、糖尿病で緊急入院した千葉・松戸の総合病院を3日で転院し、リハビリ施設に移ったといわれている。

 保釈時、「持病の糖尿病等の検査治療のためにしばらく入院させていただく予定であり、皆様に謝罪するための特別な機会を設けることができないことをご理解いただければ幸いです。(中略)一から出直し、必ず更正することを決意しています。必ず人の役に立つ人間になることを心に誓っております」というメッセージを発表した清原被告。入院中、張り込みをする記者に高級焼肉弁当を差し入れしたことも話題になった。

 そんな清原被告の右ふくらはぎに入っている龍の刺青は有名だったが、この度、左胸、肩から腹部に至るまで大きな昇り龍の刺青も入っていたことが明らかになった。プロ野球引退時、清原被告に大手出版社から「筋肉美ヌード」の企画が持ち込まれ、彼も企画に賛同し、専属トレーナーを付けて日々厳しいトレーニングを続けていたようだった。しかし、刺青のせいで出版が中止に。女性週刊誌記者は「清原自身も、再出発の起爆剤にしようと思っていただけに、かなりショックだったらしい」と話す。

 日本の野球界には馴染まない刺青をあえて入れてしまった清原被告の真意はわからないが、保釈時に発表した「人の役に立つ」という目標をも邪魔しかねない。刺青を消して、全て白紙にしてから再出発するという覚悟なのだろうか。

 そしていま、覚せい剤が切れた状態にあると思われる清原被告の精神的状況も気になる中、今回、過去に4回も覚せい剤で逮捕されたことがある歌手で俳優の清水健太郎氏(65)に話を聞くことができた。

 清水氏は、テレビ局など10数社から取材が申し込まれているようだが、どこのメディアにも応じていない。その理由は「自分の思いが正確に伝わらないから」(清水氏)だそうだ。そして、薬物問題の一番の問題点を「高校生でも簡単に手に入ってしまうことですよ。これをなくさなきゃ。元を断つこと」(同)と語る。

 さらに、彼自身何度も覚せい剤に走ったのは「嫌なことが全て忘れられた」(同)からだったが、そこから脱するためには、「過去の危ない仲間らとの関係を絶つこと。全て手を切ることが大事。警察に捕まえてほしいと思ったこともあった」と、覚せい剤から縁を切りたいと思っていた心の内を告白し、「覚せい剤のやめ方は十人十色でしょうけど、私にとっては、カミさんや友人らに監視される生活が生まれたことが大きかった。やめようと思えばやめられる。意志の問題」と過去を振り返る。

 最後に、清原被告の今後については「彼が連絡先を全て廃棄しているかどうかだね。携帯に残っていれば危ない。寄って来る人はいないと思うけど、自分から探しに行くこともあるからね。強く監視する仲間がいれば、この先に進まなくて済む。やはり仲間かな」とのことだ。

 そういえば逮捕前、新宿の某暴力団組長が「清原は警察に狙われている。接点を持つな。こっちが危ないから」と言っていたという話が飛び込んできた。北関東で薬を購入していたのも、都内で買えなくなったからなのかもしれない。週刊誌に疑惑を書かれても、暴力団にさえ「危ない」と言われていても、覚せい剤をやめられなかった清原被告だが、「関係した全ての暴力団」を明かすことは、覚せい剤根絶につながり、「人の役に立つ」第一歩になるかもしれない。5月17日には初公判が待っている。

石川敏男(いしかわ・としお)
昭和21年11月10日生まれ。東京都出身。『ザ・ワイド』(日本テレビ系)の芸能デスク兼芸能リポーターとして活躍、現在は読売テレビ『す・またん』に出演中。 松竹宣伝部、『女性セブン』(小学館)『週刊女性』(主婦と生活社)の芸能記者から芸能レポーターへと転身。

最終更新:2016/03/31 19:00
『リスタート(再起動)』
健太郎のCDジャケット、ガンギマリ……
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