KAT-TUNアルバム、売り上げが前作2倍超! 3人体制コンサートは「定価割れ」続く
3月末でグループを脱退するKAT‐TUN・田口淳之介が、3月25日放送の『ミュージックステーション春の3時間スペシャル』(テレビ朝日系)に生出演した。テレビでは4人体制で最後となるパフォーマンスを披露し、同日深夜にはグループのレギュラー番組『KAT‐TUNの世界一タメになる旅!』(TBS系)が最終回を迎えた。田口のメディア露出が一区切りつき、ジャニーズファンからは「田口くんがいなくなっちゃうの本当に寂しい」「田口、今まで本当にありがとう」と、悲しみや今後へのエールなどさまざまな声が上がっている。
『Mステ』では4人でデビュー曲「Real Face」を歌い、次に亀梨和也、中丸雄一、上田竜也による“新生KAT‐TUN”が、新曲「君のユメ ぼくのユメ」を披露。スタジオのMCでは、司会のタモリに促される形で定番の自己紹介ギャグ「入り口、出口、田口で~す!」を元気よく披露するなど、堂々とした様子の田口だったが、残る3人の表情からは複雑な思いが伝わり、歌唱中には上田が目を潤ませ、涙をぬぐう仕草も見られた。
そんなKAT‐TUNは、3月2日に発売された4人体制での最後のシングル「UNLOCK」が、初週19.5万枚を売り上げオリコン週間ランキング1位を獲得。2月発売の前作「TRAGEDY」の初動12.9万枚を、6万枚以上も上回った。
また、22日にはデビュー10周年記念のベストアルバム『KAT‐TUN 10TH ANNIVERSARY BEST“10Ks!”』をリリース。期間限定盤1、期間限定盤2、通常盤の3種を展開し、期間限定盤1のDisk3には、ファンの投票を元に過去のシングル・カップリング曲やアルバム曲から15曲を収録。期間限定盤2のDVDには、リリース当時のビデオ・クリップがフルバージョンで収録されている。
「アルバムは21日付のオリコンデイリーランキングで、8.6万枚を売り上げていました。その後もデイリーで3万枚、1万枚と数字を伸ばしているため、週間ランキングでの15万枚超えは確実です。前作、14年発売のアルバム『come Here』は初週7.5万枚で、今回はその2倍の売り上げとなるでしょう。しかし、ファーストアルバム『Best of KAT‐TUN』の初動55.7万枚にはほど遠いです。同じジャニーズグループでいうと、昨年7月発売のV6ベスト盤『SUPER Very best』の初週15.2万枚という記録と同じラインですね」(ジャニーズに詳しい記者)
田口の脱退後、3人はデビュー10周年記念ツアー『KAT‐TUN 10TH ANNIVERSARY LIVE TOUR “10Ks!”』を敢行。公演最終日の5月1日をもって“充電期間”に入ると発表しており、しばらくは個々の活動に専念することに。田口がレギュラー出演していたバラエティ『所さんのニッポンの出番』(TBS系)は、4月からメンバーの中丸が加入する。
「しばらくは3人のKAT‐TUNの姿も見られなくなりますが、ネット上ではツアーのチケットが定価の8,300円以下の価格で出回っています。公演を数日後に控えた30日の時点でも、初日公演は一部チケット売買サイトで4,000~5,000円台で売れ残っていました。最終日の5月1日は、さすがに買い手も多いようですが、それでも高くて5万円ほど。ほかのジャニーズのコンサートに比べてリーズナブルな値段がついています」(同)
先述の『Mステ』のエンディングでは、田口が「3人には頑張ってもらいたいという気持ちと俺も頑張んなきゃな、というふうに……」とあいさつすると、すかさず亀梨が「安心してください。頑張りますよ!」と、力強くアピール。今後3人には、それぞれの個人活動を充実させることで、ファンが抱いている不安を一掃してほしい。