芸能
お隣の大陸は大騒ぎ!

BIGBANG、ドタンバで公演中止! 中国警察の“不許可”決定は「当局の圧力」!?

2016/03/26 10:00
当人たちの知らぬところでいつもバトルが勃発

 中国でも人気を誇る、韓国のアイドルグループ・BIGBANGだが、中国人ファン待望の中国公演が中止に追い込まれ、大混乱を巻き起こしている。「武漢晩報」(3月17日付)は、関係者の話として同27日に開催予定だった湖北省武漢市の公演が、会場使用の許可が下りず中止されることを伝えた。

 この武漢公演は、同11日の上海公演を皮切りに、全9都市で18万人以上を動員すると発表された『2016 BIGBANG MADE[V.I.P]TOUR』の千秋楽として開催される予定だった。同紙が翌日、警察関係者の話として伝えた突然の公演中止の理由はこうだ。

 主催者側が使用を希望した市内体育館の収容人数は3,000人という小規模なものであり、BIGBANGの人気ぶりから判断して、チケットを得られなかったファンが公演時に体育館の周辺に密集し、交通麻痺などの混乱を起こす可能性を警察側は危惧。さらに、主催者は、会場の使用許可申請を警察の催促の後にギリギリで提出したため、不許可の決定が公演予定日の10日前という事態になったという。

 公演中止報道の直後、中国版Twitter「微博」では、この件に関する数万件の投稿が寄せられている。中には、「私の生きがいを奪わないで」「不許可にするなら、警察が公演にふさわしい代わりの会場を用意するべき」という、公演を心待ちにしていたファンからと見られる悲鳴のような書き込みのほか、「当局は海外のアニメやドラマも禁止にしたが、アーティストの公演も制限する気なのか」と、政府の圧力が介在していることを疑う声もある。

(左)チケットが取れず、他人の車に上り、内部の様子をうかがうファンたち(右)鉄柵を超えて会場に乱入する人も……

 ちなみに、すでに17日に行われた同ツアーの河南省鄭州市での公演では、会場周辺でダフ屋に偽チケットをつかまされる被害が多発。警察が把握しているものだけで、被害件数は20件以上に及んでいる。偽チケット1枚に2万元(約35万円)以上を支払った被害者も出ている。

 また先日、ソウル市内で行われていたBIGBANGの公演では、中国人と韓国人のファン同士がが乱闘騒ぎを起こして話題となっている(既報)。我を忘れるBIGBANGの熱狂的ファンらは、中国当局にとっては危険分子なのかもしれない。

最終更新:2016/03/26 10:00
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