『リリーのすべて』エディ・レッドメイン、“挙動不審”の来日記!? 板前、築地で空回り
世界で初めて性別適合手術を受けたデンマークのリリー・エルベの実話をベースにした映画『リリーのすべて』(公開中)の主演俳優エディ・レッドメインとトム・フーパー監督が、3月9日のプレミア上映の3日前、6日にLAから来日しました。いつもなら空港取材が行われ、ファンが何百人も集まったとか、サイン攻めにあったなど、あれこれと情報が流れてきますが、今回はそういった空港情報は一切ナシ。ファンからは「空港へお出迎えに行ったけど、見つからなかった!」「エディはきっと裏口から出たはず!」と、SNSには「会えなくて残念」の声が上がっていました。
エディの来日は今回で2回目ですが、『レ・ミゼラブル』のDVDリリースのプロモーションで来た前回は、滞在1日。エディいわく「すごく不満だったんだ。全然日本を楽しめなかった」ということで、今回は早めに来日したのかもしれません。ちなみに、奥様もご一緒にやって来ましたが、ちょっとふっくらしていると思ったら、妊婦さんとのこと。宿泊ホテルは目撃情報もあることから、日比谷のザ・ペニンシュラ東京ではないかと思われます。
さて、レッドカーペットの抽選は約20倍、プレミア上映チケットは7分で完売という注目の高さだった『リリーのすべて』。エディは、レッドカーペットでファンと初めてふれあいましたが、フーパー監督に比べると、エディのふれあいタイムは若干あっさり。SNSでも「エディはレッドカーペットを嵐のように去っていた」というファンのつぶやきが。ツーショットを期待したファンも多かったものの、「身重の奥さんも一緒でしたから彼女を気遣っていた」(スタッフ)とのこと。なるほど! ちなみに監督はサイン&携帯カメラ撮影、何でもOK! レッドカーペットはまるでフーパー監督ファンの集いみたいでした。
しかし、エディは来日中、ファンの見えないところでエピソードを連発していたのです!
その1:来日前に、ハリウッドセレブが大好きな鮨屋「すきやばし次郎」のドキュメンタリー映画『二郎は鮨の夢を見る』を見たエディは、なぜか「板前さんが怖い」と怖気づき、テレビのロケで渋谷ヒカリエ内の回転寿司へ行ったときも、板前さんにビビりまくり。
その2:時差ボケで眠れないため、奥さんと一緒に早朝の築地へ行ったら「この時間、観光客はお断りだよ」と帰され、世界一有名な渋谷の雑踏を見に行ったら、早朝すぎて誰もいなかったという空回り。
その3:レッドカーペットでもプレミアでも落ち着きがなく、ポケットに手を入れたり出したり、インタビュー中は照れるとお茶をガブ飲みしたり、身振り手振り激しく語るなど、じっとしていない。
その4:初来日のときに買った便箋がお気に入りで、「日本の便箋は、すごく種類が多くてデザインもいいから、また買って帰るんだ」とウキウキの上機嫌。
といった調子で、挙動不審だったり空回りだったり、天然のかわいいエピソードを残して行ったエディ。『リリーのすべて』に続く新作は、ハリー・ポッター新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』。もちろんこちらも主役です。公開は今年11月23日だから、もしかして今年もう1回来日するかも!?
今度来日するときは、空港でファンのお出迎えに応えて、天然のかわいい魅力を羽田・成田から存分に発揮してほしいものですね。
『リリーのすべて』
1920年代、世界で初めて性別適合手術を受けたリリー・エルベの実話を元にしたデイヴィッド・エバーショフの小説『リリーのすべて』の映画化。芸術家夫妻のアイナー(エディ)とゲルダ(アリシア・ヴィキャンデル)。アイナーはゲルダの絵のモデルになるため女装をしたことをきっかけに、自身の中の“女性”に目覚め、「女として生きたい」という気持ちが膨らんでいく。性別適合手術を受けるまでの葛藤、夫を失ってしまう妻の悲しみを描いたラブストーリー。(16年3月18日より全国ロードショーで公開中)