角川慶子の「シロウトで保育園作りました」第107回

保育園は24時間営業ではないのに……入園希望者からの困った電話

2016/03/19 16:00
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保育園で娘が指揮をしているところです。へたくそな指揮ですが、さすが新3年生。出席を取ったり手伝ってくれます

 小学生の娘が春休みに入りました。通知表がとてもよかったので、家族みな機嫌がいいです(笑)。勉強はもっぱら塾と婿に任せっぱなしなのですけどね。

 今回の春休みは民間学童保育の「キッズベースキャンプ」には行かず、家業の保育園「駒沢の森こども園」に行き、公園に行って、昼ご飯を食べたら適当な時間に帰ることにしました。夏休みにキッズベースキャンプへ預けたとき、「男の子がうるさくて乱暴」と言うし、ドッヂビー(痛くないウレタン製のフライングディスクを使ったドッジボール)大会をして疲れたのが嫌だったそうです。合う子には合うカリキュラムなのですが、うちの子はゲームと勉強と漫画が好きなので、合わなかったですね。

 保育園に来ても、お姉さんになったので1人で帰れるし、本人の希望で「塾のない日は家でゆっくりしたい」そうです。成長ですね。以前とは違い「お母さん、ねえ、お母さん!」と言うこともなくなり、事務仕事をしていてもそんなに気にならなくなりました。

■保育園だってお休みします

 そして、新事業であるベビーシッター派遣会社「森のナーサリー」の準備が佳境に入っています。保育園にいても作成しないといけないものが山積みで、園の受け入れはほとんどほかの先生に任せています。角川はいますよ! とここで、“こまもりーず”保護者に私信です(みんなこのコラムを読んでいるので)。


 森のナーサリーのオフィスは電車で30分ほど離れた西新宿にあるのですが、私の移動時間がもったいない! ってことに今更気づき、結局、保育園の事務スペースで、シッター業の事務を行うことになりました(なんのこっちゃ)。西新宿のオフィスは違う事業で使うことに。オープン後は、保育園と森のナーサリーの事務を1人にお願いし、その人はベビーシッターでもあるので、現場と両方を担当することになります。私は出勤できる日は全日オフィスへ行って、営業時間外は恐怖の時間外連絡に備えます。ベビーシッターの営業は24時間なので、不眠不休体制です。電話がある時はトラブル発生という意味なので、恐怖の着信ですね。

それでも親はモンスターじゃない!―保護者との向き合い方は新たなステージへ