V6・岡田准一『エヴェレスト』大コケ! 総製作費15億円も「大赤字必至」「レビュー酷評の嵐」
3月12~13日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)が発表され、V6・岡田准一主演の『エヴェレスト 神々の山嶺』が初登場第3位にランクインした。先週に引き続き第1位の『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』、第2位はピクサーのアニメ『アーロと少年』に敗北する厳しいスタートとなってしまったようだ。
『エヴェレスト』は全国322スクリーンで公開され、オープニング2日間で動員16万5,220人、興収2億949万1,800円の成績で、最終興収は15億円程度と見込まれているというが、ネット上では「大規模公開で、この数字は大爆死」「あんな超大作が初登場3位とか」「最終興収15億円も厳しいんじゃ」といった声が噴出している。
「『エヴェレスト』は、日本映画史上初となるエヴェレストの標高5,200メートル級で撮影が行われ、総製作費が15億円ともいわれている超大作。高秀蘭プロデューサーは『興収60億円を目指す』と豪語していたのですが、正直、この調子では大赤字は免れないかもしれません。ネット上では、エヴェレストの標高に引っかけて『標高8,000メートル級の大爆死』なんてささやかれています」(芸能ライター)
岡田のほか阿部寛、尾野真千子ら日本アカデミー賞俳優が出演し、原作は全世界で100万部以上の売り上げを記録している夢枕獏の大ベストセラー。なぜそんな期待作が大コケしてしまったのだろうか?
「映画の鑑賞者のレビューには、酷評が目立ちます。まず、原作の改変に疑問を持つ人が多い。原作が長編大作のため、その内容を2時間程度にまとめるのはかなり難しかったでしょうが、『登場人物同士の絡みが全然ない』『人の描き方が薄っぺらい』『適当にセリフを並べてつなぎ合わせただけ』などと批判が出ています。また、同作のテーマ『なぜ山に登るのか?』に対する答えが『全然わからなかった』と指摘されています」(同)
ほかにも、出演陣が皆、スポンサーであるアウトドアメーカー「モンベル」の衣装を着ていたことに違和感を覚えた鑑賞者も少なくなかったようで、「全身モンベルでエヴェレストに挑むのは不自然すぎる」「モンベルのあまりのスポンサー感に笑った」「ロゴは常に映せって、いわれてんだろうか」などの声が噴出した。
「さらに、背景にCGが使われている点も評判がよくなかったようです。『せっかくエヴェレストで撮影したのに、これでは映像が台無し』『CGのせいで安っぽくなってる』『何のために現地で撮影したんだか……』との批判が出ています。ストーリーも破綻していれば、映像も大したことないと、早くも『2016年のワースト映画』とまでいわれているんです」(同)
近年、邦画が危機的状況だと叫ばれる中、久々の超大作が現れたかと思いきや、スタートから失速してしまった『エヴェレスト』。果たしてここから動員数を伸ばしていくことはできるのだろうか?