SMAP4月から白紙スケジュール、飯島派番組は一掃……ジャニーズタブーと圧力の行方
実際、これまでSMAP=飯島派とみられてきたフジテレビは、3年前からメリー喜多川副社長に圧力をかけられ、独立騒動直前の昨年には脱飯島派シフトを見据えた人事を行っていた。
それはフジテレビ局内だけではない。「週女」では4月以降のSMAPのスケジュールは白紙状態で、25周年コンサートの予定も立っていないと指摘し、SMAPはこのままでは“飼い殺し”の危機にあるという。このままキムタク以外の4人の独立派は本当に干されていくのか。ここは独立派筆頭の中居の再チャレンジにぜひ期待したい。ジャニーズタブーを打ち破り、その実態を明らかにするためにも。
もうすぐ東日本大震災・福島原発事故から5年がたとうとしている。今週の「女性自身」と「週女」では力の入った特集が組まれている。放射線健康被害、安保法制とここ最近の女性週刊誌には社会派記事が定着しているが、その中で最近になって発覚した「メルトダウンマニュアル」について取り上げたのが2位の「週女」記事だ。
これまで東電が「ない」と主張してきた「マニュアル」が存在した。このマニュアルにはメルトダウンを判定する基準が示されていたが、問題は判定だけではない。
「週女」記事では、「事故時運転操作手順書」のマニュアルに従い適切に対処していたら、2、3号機のメルトダウンは防げたという驚愕の指摘がなされている。このマニュアルには、「何が起きているかわからなくても格納容器の圧力上昇や電源を失って水位が測れない」と、まさに福島原発で起こった事態に対処する「徴候ベース」があるが、事故当時、これを参照にした形跡はないという。
「メルトダウンが起こらないようにするには徴候ベースの手順書に従って、まず、逃がし安全弁という装置を開けて原子炉の圧力を下げ、それから注水しなければならなかった。(略)遅くても13日の夕方には消化ポンプが動かせる状態にあった。逃がし安全弁を開くには120ボルトの電源が必要なので車のバッテリーを集めて代用する。あとは手順どおりに減圧して注水すれば、メルトダウンを防げたのです」(チェルノブイリ事故の解析を手掛けた田辺文也氏のコメント)
もし、このマニュアルを元に対処していれば、15日の爆発的な放射線プルームは発生しなかった可能性があり、多くの被ばくが防げたとうことだ。しかもなぜこの手順書を参照しなかったのか。それは「教育、訓練のあり方に問題があったのかもしれない」(前出・田辺氏コメント)というのだ。