年収1,400万円の男たちの婚活とは? 医師・エリートの意外な結婚事情【エリート婚活編】
――医師の方は、家系がそもそもお金持ちという人も多いですよね。相手の家庭環境、生活水準を重視される方もいるのでは?
萩原 やはりそこは重視される方がとても多いですね。たとえば自分自身が幼稚園、小学校から私立の学校に通い、習い事をして、不自由ない生活をしてきた人は自分の子どもも同じように育てたいと思われます。これを「贅沢だ」と考えるような環境で育った人とでは、なかなか生活は難しくなってしまいますよね。「育った家庭環境が似ている」はとても重視される方が多いです。
――そうなると、エリート家系ではない女性にとって、結婚生活はつらそうな気もします。
萩原 ただ、一言で「お医者さん」といっても、私立の医学部卒と国公立の医学部卒のお医者さんではカラーが若干違うんです。どちらがいいというわけでは決してありませんが、育った環境に似た人を選ばれた方がスムーズかとは思います。
――印象的だったケースはありますか?
萩原 5年活動されていた女性がいらっしゃったんです。入ったときが36歳で、活動も積極的で、モテる方だったのですが、「どうもピンとこない」でうまくいかず、もう終わりにしようと思って出たパーティーで、今まで何回か会っていて面識のあった男性と再会したんです。お互い活動が長いこともあり、せっかくだから食事でも、となり、そこから意気投合。とんとん拍子で2カ月で結婚されました。その女性会員さんも5年前だと結婚していなかったかも、とお話されていました。やはりタイミングは大きいですね。
――入会から成婚までの期間は、一般的にどのくらいですか?
萩原 決められる方は早いですね。付き合い始めて1~3カ月でご成婚のケースが多く、スタッフの目からしますと、お付き合いから半年かかると遅いな、という印象です。
――エリート婚活をする上で、成婚に至るには何が必要だと思いますか?
萩原 相手の価値観を受け入れるのがうまい方は、やはりうまくいきやすいですね。また、これは年齢とともに失われがちですが、相手に「すごい」や「へえー」、と言える素直さも大切だと思います。条件やこだわりが強いと難しくはなってしまいますが、こればかりは人から言われ、じゃあ緩めよう、となるものでもありませんよね。あくまで私個人の考えですが、こだわりたいと思っているならとことんこだわっていいんじゃないかな、と思います。経験を重ねていくうちに自分自身の条件やこだわりが変わっていく、ということもありますから。
(文・構成/石徹白 未亜)