年収1,400万円の男たちの婚活とは? 医師・エリートの意外な結婚事情【エリート婚活編】
「男性の結婚の目的」を考える当連載。5回目となる今回、お話を伺ったのは医師をはじめとしたエリート男性を会員に多く抱える結婚相談所「誠心」だ。ステータスのある男性が求める女性像とは? 結婚の決め手となる条件は? などの疑問を、誠心の萩原匠氏に聞いてみた。
■平均年収は男1,400万円、女500万円の世界
――誠心さんは医師をはじめ、ステータスの高い男性との出会いを特色としていますが、男性会員が入会する際に、どのくらいその「ステータス」を確認するのでしょうか?
萩原匠氏(以下、萩原) 男性の方は、入会の際に独身証明書、年収証明、医師免許などの資格証明、大学の証明書の提出をお願いしています。高学歴というならどこの大学を出たのか、高収入というならどのくらい年収があるのか、変な話ですが、お医者さんというなら、本当にお医者さんなのか、というものを証明する書類はすべていただいています。
――女性の入会者はどのような方が多いでしょうか?
萩原 どのような方をイメージしますか?
――押切もえのような上昇志向の強い女性……?
萩原 遠からず、かもしれませんね。女性会員の方は9割以上が短大卒以上、7~8割が大卒です。今ですと大卒の女性はとても多いですが、創業の頃からこの比率は大きく変わっていません。いわゆる玉の輿というよりも、キャリアを積み、自分に自信があって、さらに尊敬できる男性を求められる女性が多いんです。当会の男性の方の平均年収は約1400万円ですが、女性の方も500~600万円で、一般男性の平均年収分は稼ぐ女性が多いんです。
――キャリア女性が多いんですね。言葉はよくないですが、男性の入会時に「足切り」は設けているのでしょうか?
萩原 誤解されやすいところなのですが、4年制大学を卒業されていて、お仕事に就かれている男性であれば入会できます。ただ実際に、一般的な年収くらいの、男性の方の申し込みはほとんどありませんね。当社は創業者の高木が慶應義塾大学の医学部卒の医師で、高木が医師仲間の出会いの場として、ホームパーティーを開いたのが始まりだったんです。そこからご紹介で広がっていった形ですね。創業30年ですので、友人のご子息が入会されることもあります。そうした横のつながりでご入会者が増えていくのです。