【教えて!ゴシップマスター】セレーナやカイリーら最近の女性セレブは、どうして発情するの?
■ビッチ化することで殺到するオファー
世界中からアクセスされるセレブのSNS。意味深なセクシー写真を載せれば、世界中の芸能ニュースサイトが取り上げ、アクセスが集中します。「こんな体になりたい」とセレブの愛用品に興味を持つ者も増え、コメント欄には食生活やコスメなどに関する質問が殺到。もともとセレブは「身に着けて歩くだけで宣伝になるから」と無料で服や靴、ジュエリーなどを提供してもらうことが多いのですが、SNSでは写真では伝わらない細かいものも宣伝できるため、さらなるビジネスチャンスが舞い込むようになりました。契約を結んだセレブたちは、コスメ、オーガニック食品、ダイエット食品、サプリ、痩身ベルトなど、さまざまな商品をさりげなく宣伝。ハッシュタグ1つで10万ドル~50万ドル(約1,200万~6,000万円)を手に入れるという説もあるほどです。
歌手アリアナ・グランデは自身が手がける香水を、SNSをフル活用して宣伝し、大ヒットさせました。カイリーは、整形したかのような、ぷっくりした唇が非難された際、「そんなにアタシのような唇になりたいのなら」とリップキットをプロデュース。発売開始30秒後に完売するという記録を作りました。
SNSにちょっとセクシーな写真を載せただけで、世界中で話題となり、ビジネスオファーを受け、大金を手に入れることができる。“イージーマニー”は、ますます彼女たちをビッチ化させてしまうのです。
■作られた「等身大の自分」
そんな彼女たちですが、SNSを「金儲けのツール」だと考えている人は少数。あくまで、「ありのままの自分を発信するツール」として捉えているのです。
何気なく撮られているように見える写真は、「セレブリティ・ソーシャル・メディア・マネージャー」なる担当者が撮影し、写真を選択して投稿しているケースも少なくありません。大半のセレブは年間1,000万円以上の報酬を払い、SNSで「ファンや世間に持ってもらいたい、自分のイメージ」を発信しているそう。その証拠に、一昔前のセレブはノーパン姿が出回ると下品なイメージしか持たれなかったものの、今のセレブは「ちょっぴりエロい」というイメージを世間に与えています。先輩たちを反面教師にしているのかもしれませんが、彼女たちは「大人のセクシーさを備えた等身大の私」というイメージをSNSを通して伝え、自信をつけていくのです。
中にはマイリーのように、SNSにめちゃくちゃなコラージュ写真を投稿するスターもいますが、それはそれでファンとの距離を縮めるという利点も。マイリーは、ファンのSNSもチェックして、自分のコラージュには「いいね!」を押し、自身のSNSで紹介するため、「マイリーはファンのこともきちんと見てくれている」「ファンとは友達感覚で交流を持ってくれる」と好感度がアップしました。
SNSをチェックしているのはファンや一般人だけでなく、業界関係者も同じです。SNSを見て映画やドラマ、雑誌の写真撮影などをオファーするという企業も多く、頭のいいセレブたちは、それも見込みつつ、SNSで「等身大の自分」を売り続けているのです。