嵐・松本潤とは「中学生の頃から」交流! 山下達郎、「復活LOVE」誕生の舞台裏告白
2月24日に発売される嵐の新曲「復活LOVE」。嵐にとって48枚目のシングルとなり、作詞は竹内まりや、作曲・編曲を山下達郎が担当している。懐かしい雰囲気のするラブソングで、これまでのシングル曲とは違った一面を見せているが、この豪華なコラボレーションが実現した「復活LOVE」の裏話を、山下やメンバーの松本潤がラジオ番組で語った。
松本は21日放送のラジオ『日本郵政グループ ゆうちょpresents ジャパモン』(JFN系)にゲスト出演。松本によれば、今回の楽曲提供は2013年のコンサートに山下夫妻が見に来てくれた際、終演後に山下が「いや~良かったなぁ。こういうライブだったら俺にもイメージあるな」と、漏らしたことがきっかけだったという。メンバーは「すぐ書いてください!」とお願いし、その後も「あの話本当にやってくれますか?」と徐々に話を進めていったところ、昨年の春頃に山下からデモテープが届き、歌入れをしてアレンジ作業などに入っていったと明かした。
一方、山下も『ジャパモン』の後に放送されている『山下達郎のJXグループ サンデー・ソングブック』(同)で、嵐のようなスーパースターの場合は「裏方からの話題はあまり出てこないと思いますので」と前置きした上で、メンバーとの関係性や楽曲提供に関するトークを展開。山下は、嵐がまだジャニーズJr.だった10代の頃から彼らのステージを見ていたといい、特に松本とは中学生の頃から付き合いがあったという。松本が山下のライブを訪れることもあり、こうした縁から今回の楽曲提供に至ったと説明。「立派な大人に成長して、ちょうど良いタイミングで仕事ができたと思います」と、感慨深げに語った。
また、山下はメンバー5人のレコーディングに立ち会ったそうで、
「一番その現場で感じたのは、5人みんなそれぞれ、とっても特徴的な声を持っているんですよね。嵐のシングルの場合はボーカルに関しては、大野(智)くんが中心になって、歌の進行をするっていうのが大体定番なんですが、相葉(雅紀)くんとか二宮(和也)くんの声も独特の哀愁がありましてですね。それにこう、櫻井(翔)くんのフラットなトーン。それから松潤はハモり好きなので、全部ハモってるんですが。この松潤のハモりを絡めていくとですね、得も言われぬムードが出てきます」
と、個々の歌声を分析。今回は各自の歌の特徴がはっきり対比できるように“なるべく声に加工しない”方針で制作したという。
多忙な嵐だけにレコーディングは別々に行っており、全員にフルコーラスを歌ってもらい、「それをもとに吟味して歌う分担を決定」したとのこと。なお、歌の切り替えなどは山下が選別したのではなく、長年嵐の制作に携わっているスタッフが決めたという。
「その部分では、僕は一切関与しておりません。まぁ、相葉くんが『僕の“エンジェル”を使ってくれなかった』とか、そういうことをインタビューで言ってますが、それは僕は関与しない問題で。濡れ衣です」
と、釈明。さらに、レコーディングの際のメンバーの様子について、大野と櫻井は立って歌い、相葉は椅子に座るスタイルだったが、二宮は椅子の上にあぐらをかいて歌い、松本は「なぜかバランスボールに座って歌っていた」と、報告していた。
昨年9月発売のシングル「愛を叫べ」は初週46.3万枚を売り上げ、オリコン週間シングルランキングで1位に初登場。山下夫妻が手掛けた今回の楽曲は、どれだけ売り上げを伸ばすのか、注目が集まる。