『いつ恋』視聴率“月9史上最低”に! 有村架純も「撮影放棄」発言、鬱展開も限界か?
視聴率不振がささやかれている月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)。17日には、作品内での介護職に対する描写に問題があるとして、日本介護福祉士会が制作に配慮を求める事態も発生し、また最新放送によって、現在までの全話平均視聴率が「月9史上最低」を更新してしまったという。
有村架純と高良健吾の連ドラ初主演作となった『いつ恋』は、“若者の恋愛ドラマ”という前評判だったが、家族との確執や死別、震災といった骨太なテーマが存分に盛り込まれたストーリーを展開。有村自身、1月に行われた試写会の席で「台本を読みながら、苦しくて泣いてしまって、撮影を放棄しようかと思った」と発言したほどだ。
「ネット上で話題になっているのは、2ケタ割れが定番化した視聴率についてです。初回から11.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と低空飛行のスタートを切り、第2話が9.6%、第3話が10.0%、第4話8.9%、そして最新の第5話%で8.8%。第5話までの平均は9.8%で、歴代月9ワースト視聴率の『極悪がんぼ』の全話平均9.9%を下回ってしまいました。『いつ恋』はちょうど折り返し地点ですが、視聴率が停滞したままだと、正式に月9ワーストドラマになってしまうかもしれません」(芸能ライター)
低視聴率の原因に関しては、「ネット上では、初回から『鬱ドラマ』『月曜日から暗い気分になりたくない』という声が出ています。『月9にしては重い』というのが、低視聴率の最も大きいかもしれません。それから、主演2人に加えて高畑充希、坂口健太郎などの出演陣が、明らかに“旬の若手”。テレビのメイン視聴者層である中高年層には馴染みがないキャストというのが影響しているのでは」(芸能誌編集者)という。
また、有村は介護士役を演じており、低賃金での長時間労働を強いられる現場の様子が描かれているが、介護福祉士会はホームページ上で、「給与の低さや労働環境の悪さが言いたいわけではなかったことは十分承知していますが、影響の大きさも考えていただきたいと思います」と、フジに対する意見書を公開した。
「視聴者からは『介護福祉士会の意見に屈しないでほしい』といったフォローが噴出しました。番組開始時から批判の多い同ドラマですが、一方でファンも着実についているようで、意見書に対しては『極端な演出と脚本だからハマった』『表現の自由を貫いて』といった声が多数上がっています」(同)
物語は第5話で第一部が終了、次週以降は舞台が5年後の2016年に移される。番組ファンの期待値は高まる一方だが、後半戦の『いつ恋』の巻き返しに注目が集まる。