テイラーを侮辱し、Google創業者に「金よこせ」! カニエ・ウェストは精神崩壊間近?
カニエのTwitterでの暴走だが、1月から徐々に始まっていた。ラッパーのウィズ・カリファの「KKキメて、自分自身になろうぜ」というツイートを見て、「KK=マリファナ」を、「KK=カニエの妻キム・カーダシアン」だと誤解。「お前のファーストシングルはファックなほど女々しかった」「お前のアルバムを最後まで聞いた奴をオレは1人として知らない」と噛み付く騒ぎを起こしたのだ。
2月に行った「YEEZY」のファッションショーでは、ニューアルバムを流し、試聴会も兼ねたショーになったと話題を集めた。しかし収録曲「Famous」の歌詞があまりにもひどいと物議を醸している。特に「テイラーとセックスしてやってもいいかも/あのビッチを有名にしてやったのはオレだし」というくだりは、過去にカニエがテイラー・スウィフトの受賞スピーチを妨害したことを反省しておらず、さらに侮辱したとあって非難轟々。カニエはTwitterで、「テイラーには電話で説明してる。彼女はおもしろいと了承してくれた」と弁解したものの、テイラーの代理人から「カニエから歌詞に関する説明はなかった」と反論され、世間からさらなる非難が集まった。
カニエはテイラー側からの反論やファンの非難は無視し、また突然、「オレが5,300万ドル(約60億円)の個人的な借金を抱えているうちに、これを書いておく。ブラザーたちよ、オレが乗り越えられるように祈ってくれ」と激白。そして、「オレが史上最も優れたアーティストだと気づけば、マーク・ザッカーバーグはカニエ・ウェストのアイデアに10億ドル(約1,136億円)投資するだろう」と、Facebookの最高経営責任者で億万長者のマークに向かって、とても10億ドルくれと言っているとは思えない、上から目線でツイート。Googleの共同創業者であるラリー・ペイジに対しても、「アフリカに学校建てる金があるなら、オレに回せ」と脅迫じみたツイートをするなど、大暴走。カニエの支離滅裂なツイートに、世間は唖然とした。元仕事仲間だったラッパーのライムフェストは、「オレのブラザーには助けが必要なんだ。スピリチュアル&精神的なカウンセリングがね」と心配している。
13日には、人気深夜番組『サタデー・ナイト・ライブ』に出演し、2回パフォーマンスを行った。その直前、「紀元1世紀の最も影響力を持つ伝道師よ……我々が20世紀後の今、ここにいるのも……彼が(伝道)旅行をしたからなんだ」と意味深な内容をツイート。「よくわからないけど、カニエらしい!」「精神統一しているのだろう。神と一体化しているのかも!」とファンは好意的に見ていたのだが、実は番組のバックステージで、カニエは大荒れしていたと報じられている。
米紙「ニューヨーク・ポスト」は、「パフォーマンスが始まる直前、カニエは突然『帰る』と言いだした。カニエがなにに怒っているのかを理解している人はいなかったが、みな必死で説得し、とりあえず最初のパフォーマンスはこなしてくれた」と報道。「その後もカニエは荒れまくり、同行していた妻キムや義妹カイリー・ジェンナーが彼を落ち着かせた。番組プロデューサーも彼と2人で話をし、カニエは2回目のパフォーマンスを行うことを了解した」と伝えた。同紙は、「カニエはアルバムとファッションブランド、両方成功させようと多大なストレスを感じている。実は、メルトダウンはしょっちゅうあること」という情報筋の話も紹介している。
「カーダシアン/ジェンナー家と関わった男たちは、みな不幸な目に遭う」という説も流れているが、カニエはキムと一緒になる前から、ナルシストで変人だと言われていた男。騒がれるのは今に始まったことではない。しかし、最近のTwitterの発言は明らかに異常で、ファンも「精神崩壊間近か?」と不安視している。