「最も金持ちな女性歌手2016」、1位は1,000億円超えの資産を持つあの人!
■2位 セリーヌ・ディオン(47) 6億3,000万ドル(約707億3,000万円)
フランス系カナダ人で、圧倒的な声量と豊かな表現力を持つ歌姫セリーヌ・ディオン。最初にリリースしたのはフランス語アルバムだったため、1980年代はヨーロッパや日本で人気を博し、英語アルバムをリリースした90年代にアメリカやイギリスで大ブレイク。ディズニーアニメ映画の主題歌「ビューティー・アンド・ザ・ビースト~美女と野獣」、超大作映画『タイタニック』の主題歌「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」、アトランタ五輪の開会式ソング「パワー・オブ・ザ・ドリーム」など世界的なヒットを飛ばし、03年からラスベガスの長期公演を開始。1公演の出演料は47万6,000ドル(約5,300万円)とも伝えられている。
セリーヌは実業家としての顔も持ち、フランス語歌手のためのレーベル「レ・プロダクションズ・フィーリング」を立ち上げ、ゴルフクラブ、レストラン、ナイトクラブを経営。カナダ・モントリオールの老舗サンドイッチ店「シュワルツ」に投資し、話題になったこともあった。
私生活では、彼女の才能に惚れ込み世界的歌手に育て上げてくれたマネジャーで夫のレネ・アンジェリルが、先月死去。26歳年上であるレネは、長期にわたりがんと闘い、セリーヌも覚悟はしていたものの精神的に大きな打撃を受けているとのこと。レネが亡くなった2日後に兄もがんで亡くしており、現在は深い悲しみの中に。しかし3人の息子たちのために、今月23日からはラスベガスの定期公演を再開させる予定。
■1位 マドンナ(57) 10億ドル(約1,120億円)
堂々の第1位に輝いたのは、歌手だけでなく女優、ソングライター、実業家としても成功を収めているマドンナ。1983年にデビューアルバム『バーニング・アップ』をリリースしてからというもの、時代を先取りした音楽、ファッション、スタイルで、第一線を走り続けてきた彼女の総資産は10億ドル。男女合わせ…てもトップだと伝えられている。
経営者としても有能で、フィットネス・チェーン「ハード・キャンディ・フィットネス」は世界展開しており、順調。創設した総合エンターテインメント会社「マヴェリック」は、04年に大手レコード会社「ワーナー・ミュージック」と裁判沙汰になった際に株を買い取らせ、大もうけ。
私生活では、08年に離婚した2番目の夫ガイ・リッチーとの間に生まれた長男ロッコから、「一緒に暮らしたくない。ロンドンで父と暮らす」と一方的に決別宣言されるなど、現在絶不調。最初の結婚相手だったショーン・ペンとの熟年復縁という艶っぽい話題も台無しにされ、「金があっても我が子は思うようには動かない」と陰口を叩かれている。
マドンナがダントツで1位だということに、あらためて驚かされる結果となった「最も金持ちな女性歌手」ランキング。マライアのように、おかしな仕事選びをしてしまうスターもいるが、それはそれで彼女の魅力であり、彼女を大きく成長させている面もあるのだろう。歌手だけで満足せず、先を見通し、幅広くビジネス展開していく者が、成功を手に入れることができるのである。