ファッションネタ枯渇の「CLASSY.」が、“ミニマリストと猫の関係”を語り始める大暴走!
季節の狭間の「CLASSY.」(光文社)。本格的な“春服”にはまだ早く、かといって分厚いコートやセーターを買う気は起こらないこの時期の特集は、「オシャレを変えるワードローブ超整理術」です。「コーディネートがうまくいかないのはいらない服が多すぎるから!?」って、アンタらがあれ買えこれ買え言うからじゃないですか!
「(たくさん服は持っているのに)明日着る服がない!」と嘆く読者に、スタイリストらが「捨てろ」とアドバイス。「まず、目指すゴールを決めましょう。今どんなライフスタイルを送っているのか。そして、3年後や5年後にどんな自分になっていたいか」と、なかなか難易度の高い覚悟を要求してきます。しかし実際の読者のクローゼット超整理レポートを見てみますと、色柄ものは厳しく制限され、代わりにGジャンやパーカー、トレンチコートなどを足される始末。これがどのクローゼットでも一律に行われるわけで、そりゃもう街が同じようなカッコした人だらけになりますわな……。
<トピックス>
◎特集 オシャレを変えるワードローブ超整理術
◎なぜ今、猫ばかりがモテるのか?
◎DaiGoが伝授! 男心を操る4ステップ理論
■猫ブームにモテを乗っける荒業炸裂!
一体読者がどんなふうになれば気が済むのか、よくわからない昨今の「CLASSY.」ですが、特集の中にはこんな企画も。「整理整頓本のベストセラー斜め読み」です。こちら一時大ブームを見せていた“片付け本”のミニレビュー。『新・片づけ術「断捨離」』(やましたひでこ、マガジンハウス)や『人生がときめく片づけの魔法』(近藤麻理恵、サンマーク出版)といったおなじみの本から、「“勝ち組”ビジネスマンが、地位や名誉、さらに物から解き放たれた“最先端の生き方”としてミニマリズムを提唱」した本、「物に満たされて育ってきたカリフォルニアガールが、パリのホームステイ先で学んだマダム・シックの教え」という辺見えみり臭漂う本まで、多種多様な「シンプルライフ」本を紹介。10人のミニマリストが登場する『「何もない部屋」で暮らしたい』(ミニマルライフ研究会、宝島社)という本では、「部屋の整理は心の整理。結婚できたのもそのおかげ?」と、「CLASSY.」読者の泣き所「結婚」をちらつかせながら整理整頓を迫っていました。
『「何もない部屋」で暮らしたい』の表紙には、シンプルな部屋に猫が1匹。自由でワガママな猫が、ミニマリストの生活と深い関係にあるというのが、「猫がこんなにも人々に支持され、愛される理由を改めて考えてみました」という企画「なぜ今、猫ばかりがモテるのか?」。猫写真家と経済金融評論家との対談では、「最近、ミニマリストの方が話題になっていますが、物を最低限にした中で猫を飼っているという素敵な生活があるらしく…。自由で身軽な暮らしに憧れがある人は、猫をパートナーに選びやすいのかなと」「ミニマリストって、経済的には恵まれている人が多いんです。あえて物を減らした中、必要な存在として猫を選んだんですね」と、人生の勝ち組たるミニマリストと猫の関係について考察しています。