『真田丸』脚本を「つまらない」と一刀両断! アノ大物の“三谷節”批判で、現場大混乱!?
初回19.9%、第2話20.1%と高視聴率でスタートしたNHK大河ドラマ『真田丸』。草刈正雄の好演とともに話題になっているのが、三谷幸喜氏の脚本だ。
「史実に忠実でありながら、その中に、クスリと笑える演出が随所に盛り込まれています。とりわけ、高畑淳子がコメディ要素で大活躍していて、顔芸やリアクション、わがままっぷりも面白く、視聴者からも高評価です。毎年同じ型にはまったものじゃつまらないですし、新しさを追求する姿勢は悪くない。この大河をきっかけに若者が歴史を好きになってくれればいいですね」(テレビ誌ライター)
このまま視聴率も右肩上がりかと思いきや、24日放送の第3話は18.3%に急降下。一転、雲行きが怪しくなったのだ。
「ネット上では、『三谷ファン以外の視聴者からすれば苦痛』『大河らしい重厚感がない』といった声もあり、三谷脚本についていけない視聴者が第2話で脱落してしまったのかもしれない。しかし、爆死した前作の『花燃ゆ』に比べれば大成功といえる数字ですし、スタッフもこの路線に手応えを感じているようですね」(同)
ところが、三谷脚本に待ったをかけている人物が、NHK内部にいるという。テレビ関係者が声を潜めて言う。
「ほかでもない、籾井勝人会長ですよ。籾井会長は2014年1月25日に会長就任。任期は3年ですから、『真田丸』は最後の大河ドラマになります。最近では、タクシー代の不正請求問題や不適切な土地購入計画など、NHKはスキャンダル続き。昨年末の『紅白歌合戦』も大コケしてしまったため、籾井会長としては、なにがなんでも『真田丸』を成功に収め、有終の美を飾りたいと思っている。オンエア前には、みずから事前チェックを行う熱の入れようだとか。しかし、籾井会長は三谷節がお嫌いなようで、コメディ部分に対して『つまらない』と言って、極力外すように指示しているといいます。スタッフは誰の言うことを聞いたらいいのかわからず、現場は大混乱に陥っているようです」
第3話の視聴率急落の原因は、籾井会長の余計なチェックにあったのかもしれないが、果たして――?