長瀬『フラジャイル』、堀北『ヒガンバナ』に視聴率惜敗! “水10対決”が低調な原因とは?
ドラマの視聴率争いが世間の関心を呼んでいる、フジテレビと日本テレビの“水10対決”。これまで“日テレ圧勝”が続いていたが、1月クールのTOKIO・長瀬智也主演『フラジャイル』(フジテレビ系)と堀北真希『ヒガンバナ~警視庁捜査七課~』(日本テレビ系)は、接戦を繰り広げている。27日放送の第3話では『フラジャイル』が10.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、『ヒガンバナ』が11.2%という結果だった。
『フラジャイル』は漫画原作の医療ドラマで、初回視聴率は1ケタスタートとなる9.6%。第2話では10.0%と盛り返し、何とか2ケタのキープに成功している。一方で『ヒガンバナ』は、初回11.2%でスタート、第2話で10.6%と微減し、『フラジャイル』に0.6ポイント差まで詰め寄られていた。第3話では視聴率が回復し、現在『ヒガンバナ』の若干リードが続いている状態だ。
「『ヒガンバナ』は、新婚の堀北やDAIGOの出演で話題性は十分、また番宣にも力が入っていましたが、数字が伸びていない印象。一方で『フラジャイル』は当初、嵐・松本潤が主演で内定していたものの、直前になって長瀬に変更されたことが話題になりましたが、“大爆死”は免れているので、フジもホッとしているのでは。ただ、どちらも当初『今期の期待作』といわれていたので、“ギリギリ2ケタ”のデッドヒートは、少々物悲しいところです」(テレビ局関係者)
視聴者の反応を見ると、『フラジャイル』に対しては、「専門用語が多すぎてついていけない」「医療従事者から見ればあり得ない話ばかり」と、医療モノにありがちな批判が巻き起こっている。また『ヒガンバナ』に関しては「回が進む度に面白くなる」と好意的な声がある一方で、「捜査か人情ドラマか、メインをハッキリしてほしい」という意見も。
「医療ドラマに関しては、難解な題材やストーリーをコンパクトにまとめることで安っぽくなってしまうというジレンマがあり、『フラジャイル』に対する視聴者の不満も同様と言えます。また、日テレは『ヒガンバナ』以外にも、今期はKAT‐TUN・亀梨和也主演『怪盗 山猫』、斎藤工主演『火村英生の推理』を放送中で、なぜか事件・推理モノばかりが並んでしまっている。そこも視聴率が伸びない要因でしょうね。局内での評判もあまり高くありません」(同)
双方とも1ケタギリギリの“どんぐりの背比べ”状態ではあるものの、今後のデッドヒートの行方が注目される。