メリー氏解任署名活動は中止、『SMAP×SMAP』BPO通報はNG？　紛糾するファン内部

　SMAP騒動が、いまだ各方面に波紋を広げている。メンバーは報道から5日後の1月18日に『SMAP×SMAP』（フジテレビ系）に生出演し、騒動を謝罪。現状では“グループ存続”という形に収まったが、ファンの間ではメリー喜多川副社長の解任を求める署名活動が話題になるなど、騒動の余波が続いている。

　チーフマネジャー・飯島三智氏のジャニーズ事務所退所に伴い、中居正広、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が“独立”に動いたとされる今回の騒動。5人は黒のスーツで番組に登場したが、事務所残留の意思を貫いていたとされる木村拓哉以外の4人は憔悴しきった表情で「申し訳ございませんでした」などと謝罪。ネット上では「お葬式状態」「こんなつらそうなSMAPが見たかったわけじゃない」と、ジャニーズサイドへの批判が寄せられた。

「中でも、草なぎが『今回、ジャニー（喜多川）さんに謝る機会を木村君が作ってくれて、今僕らはここに立てています』と語った場面について、強制的に言わされたセリフと感じる人が多かったようです。ジャニーズを裏切ったことに対する“見せしめ”のような公開謝罪になってしまったため、不快感を表す声が続出。ファンの間では、木村以外の4人の出戻りを反対していたとされるメリー副社長や、その娘で次期社長・藤島ジュリー景子氏への怒りが爆発してしまったんです」（ジャニーズに詳しい記者）

　メリー副社長が演出まで指示したかは不明だが、BPO放送倫理・番組向上機構のHPはこの謝罪放送後にアクセスが集中したためか、一時的に繋がらない状態になっていたという。しかし、『スマスマ』は5人が揃う唯一のレギュラーということもあり、SMAPファンからは「BPOの審議に入ったら、番組終わっちゃうかもしれない。絶対やめて」「悪いのは『スマスマ』じゃなくてメリーだよ」「『スマスマ』がなくなったら元も子もない」と、BPOへの“通報”を反対する声も出るなど、ファンも賛否両論のようだ。

「また、このほかにもオンライン署名サイト『change．org』ではメリー副社長の『解任署名活動』がスタート。SMAPファンが立ち上げたもので、開始から3日で賛同者が1万人を超えたことがネットニュースなどで取り上げられました。しかし、ネット上での騒ぎに驚いたのか、発起人は『これ以上事を荒立ててSMAPに迷惑をかけたくないので、誠に勝手ながらキャンペーンを終了させていただきます』と告知し、20日夜の時点で署名活動は終了。ネットユーザーからは『ジャニーズ事務所からの圧力』とささやかれましたが、発起人は否定しています」（同）

　グループ存続でファンの心は一致団結しているかと思いきや、こうした動きに対して「SMAPを守る方法間違ってない？　BPOとか署名とかやりすぎ」「解任署名とBPOはメンバーの今後に影響しかねないリスクがあると思う」「逆にSMAPの首を絞めてるような気がする」と反対派も多く、ファンの足並みが揃っていない状況だ。

　渦中のメンバーは21日に『SMAP×SMAP』の収録に参加。今後の放送では彼らの明るく元気な姿が見られることを期待したいものだ。