有村架純、月9『いつかこの恋~』11.6%! 「安いドラマ」「初回から号泣」と賛否両論
有村架純と高良健吾が民放の連続ドラマW初主演を務めることが話題となった、新月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)が、1月18日より始まった。“2016年版東京ラブストーリー”として注目が集まっていたが、初回視聴率は11.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)という結果だった。
『いつかこの恋~』の脚本を務めたのは、『東京ラブストーリー』(同)を手がけた坂元裕二氏。つらい過去を背負いながらも前向きに生きる音(有村)と練(高良健吾)、そして彼らを取り巻く木穂子(高畑充希)、朝陽(AAA・西島隆弘)、小夏(森川葵)、晴太(坂口健太郎)らの思いが複雑に絡み合い、5年間にわたる期間に巻き起こる、小さな恋の物語が描かれるという。
「『最高の離婚』(同)『Mother』(日本テレビ系)など、数々のヒット作を生み出してきた坂元氏の脚本なだけに期待は高まっていましたが、『なんかもう暗いし、地味』『たいしたことない話をカッコつけて描いているだけの、安いドラマだった』などと酷評が目立ちました。また、『いつかこの恋~』と同じ王道ラブストーリーといえば、昨年同じ月9枠で放送された『恋仲』が記憶に新しいですが、『「恋仲」の方がずっとよかった』という声も上がっています」(芸能ライター)
その一方で、ネット上には「ドラマというより映画みたいで見応えがあった」「初回から号泣した」「細部まで丁寧に描かれていて面白い」といった声が出ているように、「ハマる人にはハマるドラマなのかもしれません」(同)という。
「役者陣の演技については、評価が高いですね。高良は映画を中心に活躍する俳優で、『日本アカデミー賞』『ブルーリボン賞』を受賞するなど、かねてから演技派として有名なので、『高良くん、やっぱうまいな~』との声が多数上がりました。有村も初の主演に気合の入り方が違うようで、『架純ちゃんがいつになく本気だ!』と期待の声が寄せられていましたね。また、高畑も普段とは違う色っぽい一面を見せており、『こんな役はまだ早いと思ったが、いけるな』と好評です。ただ、“旬の顔”を集めすぎたことで、『数回見れば後はいいかな』と語る人もいましたね」(同)
そんな賛否両論の『いつかこの恋~』だが、マスコミ関係者の間では、「思ったより数字が伸びなかった」との声も出ているようだ。
「『いつかこの恋~』の後に放送された『SMAP×SMAP』は、SMAP解散危機報道後初の放送、しかも緊急生放送ということで、かなり注目を集め、実際に謝罪する場面では、瞬間最高視聴率37.2%を記録。それゆえに、番組を見逃さないように『スマスマ』前から、チャンネルをフジに合わせる人も多いのではと踏んでいたんですが、そこまで『スマスマ』効果は得られなかったようですね。それでも、少しは恩恵に与っていると思うので、第2話以降は視聴率が2ケタ割れしてしまうかもしれません」(同)
『いつかこの恋~』は群像劇ということで、次回以降、また別の登場人物の恋模様が展開されそうだが、初回よりも多くの視聴者の心をつかむことができるのだろうか?