SMAP・香取慎吾『家族ノカタチ』初回9.3%! 解散危機で注目集めるも“爆死王”は健在?
SMAP・香取慎吾が主演を務める連続ドラマ『家族ノカタチ』(TBS系)が1月17日よりスタートし、初回平均視聴率が9.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。SMAPといえば、連日報道される“解散危機問題”で話題性は抜群。草なぎ剛主演の連ドラ『スペシャリスト』(テレビ朝日系)も17.1%とロケットスタートだっただけに、『家族ノカタチ』の視聴率にも注目が集まったが、2ケタを記録することはできなかった。
同ドラマは、香取演じる39歳で独身の“結婚できない男”大介と、上野樹里が演じる“結婚はしない女”葉菜子がメインとなり、現代社会ならではの“家族”と“結婚”の在り方が描かれるホームコメディ。第1話では、同じマンションに住む2人の出会いが描かれた。第一印象はお互いに最悪で、なにかとかみ合わず喧嘩ばかり。さらに、大介の父・永里陽三(西田敏行)が、逃げられた再婚相手の子ども・浩太(さくらしめじ・高田彪我)を連れて大介のマンションに転がり込み、男3人の同居生活が始まる……といった内容が展開された。
「香取が出演したここ数年のドラマは爆死続きで、昨年の主演映画『ギャラクシー街道』も大コケ。しかし今回は、独身の香取が自分と境遇が似た男を演じることや、はからずも連日のSMAP解散危機報道で注目が集まっていることから、視聴率に期待が高まっていました。しかしフタを開けてみると『ホームドラマに必要な、軽快で笑える掛け合いがほとんどなかったのが残念』『どこで盛り上がればいいの? 最終的に何を目的としたドラマなの?』『続きがまったく気にならない』『日曜夜に見るのはきつい』とネット上の評価は低めでしたね」(芸能ライター)
また、ネットユーザーから「こういうドラマ、前にもなかったけ?」という声が出ているように、近年多く見かける“結婚しない(できない)男と女”というテーマもネックになっているようだ。「アラフォー女子の恋愛を描いた『オトナ女子』(フジテレビ系)も全話平均8.7%だったのを見ると、視聴者がこの手の設定に飽きているのがわかります」(同)という。
批判的な意見も多いが、中には「普通に面白かった」「共感できる部分が多かった」「わりとリアルなやり取りだった。期待してなかったけど、見続けてみようかな」「地味だけど、泣かせるドラマだな」など好意的な意見も上がっており、視聴率の低さの原因は、内容ばかりでもなさそうだ。
「ネット上に、『この枠、当たったドラマの後は高確率でコケてるよな』『もうこの枠は、企業を舞台にしたドラマしか人気が出ないんじゃ』という声が上がっているように、この枠は『半沢直樹』『下町ロケット』の印象が強すぎるんです。実際に2015年1月クールの『流星ワゴン』や14年7月クール『おやじの背中』といったホームドラマは、視聴率10%前後で終わっています。ほかには、『香取はいいけど、水原がな』『水原が出てるドラマは見ない』と、アンチの多い水原希子がキャスト陣に名を連ねているのも、低視聴率の原因かもしれません」(同)
第2話では、葉菜子の元夫が登場したり、浩太が引き取られてしまったりと、物語が大きく動き出す内容となっている。低空スタートとなってしまったが、今後視聴率を2ケタに乗せることはできるのだろうか?