Kis‐My‐Ft2・藤ヶ谷太輔『MARS』、窪田正孝のW主演扱いは「大爆死阻止の秘策」!?
Kis‐My‐Ft2・藤ヶ谷太輔が、1 月23日深夜に放送開始する『MARS~ただ、君を愛してる~』(日本テレビ系/土曜深夜0 時55分~1時25分)で、実に2年半ぶりに連続ドラマの主演を務める。
原作は1996年から2000年まで少女漫画誌「別冊フレンド」(講談社)に連載され、コミックは累計発行部数500万部を超えた惣領冬実のヒット作『MARS』。春休みのある日、海辺で絵を描いていたキラ(飯豊まりえ)が、バイクに乗った青年・零(藤ヶ谷)と出会う。新学期、2人はクラスメイトとして再会し、キラの絵をきっかけに、2人は少しずつ心の距離を縮めていくが、零の中学の同級・牧生(窪田正孝)が転校してきたことを機に、3人の運命が大きく動き始める……というラブストーリーだ。
藤ヶ谷は11年7月期の『美男ですね』(TBS系)で連ドラ初主演を果たしたが、同作は瀧本美織、Kis‐My‐Ft2・玉森裕太、Hey!Say!JUMP・八乙女光の4人が“主演”扱い。そのため12年7月期『ビギナーズ!』(同/Kis‐My‐Ft2・北山宏光とのW主演)の方が、藤ヶ谷主演作というイメージが強いが、同作は、ゴールデン帯で1度も視聴率2ケタに乗せられず、最終回は自己ワーストの5.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で終了し、全話平均も7.3%と無残に散った。
その後、藤ヶ谷は『PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~』(フジテレビ系/SMAP・木村拓哉主演)、『独身貴族』(同/SMAP・草なぎ剛主演)といった、ジャニーズ事務所の先輩の主演作にバーターで出演。主演作となると、今作と同枠の『仮面ティーチャー』(日本テレビ系/13年7月期)以降なかったため、『MARS』は2年半ぶりの主役となる。
といっても、全国ネットではなく、日テレ以外で放送されるのは、札幌テレビ、ミヤギテレビ、福岡放送のみ。しかも、深夜ドラマとあって、さして視聴率のことをとやかくいわれることはないが、それでも、日テレは慎重だ。『MARS』は昨年最もブレークした俳優である窪田と、藤ヶ谷をW主演扱いに。ただ、名前の並びは藤ヶ谷が上になっており、窪田はサポート役的な意味合いが強そうだ。
同枠の前作はトリンドル玲奈の連ドラ初主演となった『いつかティファニーで朝食を』で、は1%台を連発した。いくら深夜ドラマといっても、ゴールデン帯での主演経験があり、ジャニーズ事務所の若きホープである藤ヶ谷が、0~1%台の視聴率しか出せなかったら、それこそ批判の的となるだろう。今が旬の窪田の投入は、大爆死阻止のためといっても過言ではなさそうだ。
(森田英雄)