サミュエル・L・ジャクソンvsドナルド・トランプ、ゴルフのズルをめぐってビーフ勃発!?

　暴言を繰り返し、マスコミの格好の餌食となっている共和党大統領候補ドナルド・トランプ。思ったことを口にする彼のおかげで、今回の共和党指名候補争いは史上最もレベルが低い、喜劇を見ているようだと嘆く声も多い。そんな中、名優サミュエル・L・ジャクソンが、インタビューで「ドナルドがゴルフでズルをした」と暴露。全米の注目を集めるビーフ（中傷合戦）へと発展した。

　事の発端は、ユナイテッド航空のファースト／ビジネスクラス搭乗者用機内誌「Rhapsody」1月号のインタビュー。そこでサミュエルは、ドナルドとは「友人」ではないが、「興味深い人だ」と発言。「政治家というよりは、P・T・バーナムみたいな興行師だね。言ってることの半分は、彼自身、実現するのはムリだと思ってるんじゃないか」と分析している。また、ドナルドの会社が運営しているゴルフクラブから、身に覚えのない請求書が送られてきて驚いた、と明かした。

　彼と一緒にゴルフをするというサミュエルは、腕前はどちらが上かと聞かれ、「オレの方がうまいよ、確実にね。オレはズルなんてしないし」と、ドナルドに当てこすり。サミュエルは今週、インタビュー番組『Popcorn』に出演しているが、ここでも「ドナルドとゴルフをしたよ」といい、「選挙では、彼に票は入れないけど」とジャブを食らわすことも忘れなかった。

　ディスられたドナルドが黙っているはずはなく、5日、Twitterに、「私はサミュエル・L・ジャクソンとは面識がない。一緒にゴルフをした記憶もない。あいつはテレビ・コマーシャルばかりに出ている、つまんない奴だ。ファンじゃないね」と反撃ツイートを投下。このドナルドのツイートにより、世間は「サミュエルvsドナルドが勃発した」と注目するようになった。

　サミュエルは、その夜、人気深夜番組『レイト・ナイト』に出演。ドナルドとのビーフについて質問されると、「えっ、ビーフ!?」ととぼけつつも、「ドナルドのゴルフクラブから会費を払えと請求書が送られてきたが、自分はそのクラブの会員だという認識はないし、3年くらい行ってない。だからアシスタントに電話させたんだ。そしたら、オレは会員で、会員番号もあるとか言われてさ。請求しているのは手数料だって言うんだ。まぁ、払ってないけど」と、ドナルドのことを快く思っていない理由を説明。

　「でも、彼はオレのことを知らないとか言ってるんだろ？」と言い、司会者がドナルドのツイートをプリントアウトしたものを見せると、「なるほど！」と苦笑い。「でも、た～くさん会ってるんだけどね。一緒にゴルフもしたし。（俳優の）アンソニー・アンダーソンも一緒だったよ。ニュージャージー州にある、ドナルドのゴルフ場でね。そのとき、奴が打ったボールが池にドボンしたんだけど、奴のキャディがさ、『ミスター・トランプ！　ボールを見つけましたよ！』って、ズルしたんだよ」と暴露。