嵐・二宮、『坊っちゃん』10.4%『赤めだか』10.7%で惨敗! テレ東“以下”で俳優業に暗雲?
年末年始に放送され、嵐・二宮和也が出演したスペシャルドラマ『赤めだか』(TBS系)、『坊っちゃん』(フジテレビ系)が、 “ギリギリ2ケタ”という悲惨な結果に終わった。『赤めだか』では初の落語家役に挑戦し、『坊っちゃん』では夏目漱石の同名小説の主人公を演じるなど、いずれも注目度の高い作品だったが、視聴率には恵まれなかったようだ。
12月28日に放送された『赤めだか』で、落語家・立川談志(ビートたけし)に弟子入りした談春役を好演した二宮。TBSは“大型スペシャルドラマ”と打ち出していたが、視聴率は10.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と惨敗。午後9時~11時35分の放送だったが、同時間帯は『Qさま!!超豪華2本立て!学力女王頂上決戦&2015年トレンド王決定戦』(テレビ朝日系、午後7時~11時40分)が13.5%でトップを獲得していた。
「そのほかには『FNSお笑い祭』(フジテレビ系、午後8時~11時18分)と『好きになった人13今年の終わりに今年の顔の恋が始まる!SP』(日本テレビ系、9時~11時14分)がどちらも10.4%、『世界ナゼそこに?日本人~知られざる波瀾万丈伝~』(テレビ東京、9時~11時24分)は7.3%という結果でした。『赤めだか』は横並びが強かったことと、前の枠で放送された『緊急!公開大捜索 SP2015』(TBS系)が9.8%と1ケタだったのも敗因でしょう」(ジャニーズに詳しい記者)
二宮は12月24日に行われた完成披露試写会で、「28日に放送されますが、本当に見ても見なくても“どっちでもいい”です。たまたま(テレビを)つけて、やっていたら見てほしいなという感じです」と発言。その言葉の本心について、「見ない人は絶対に損をする」と解説していたが、このPRコメントは逆効果となってしまったのかもしれない。
一方、新春ドラマスペシャル『坊っちゃん』は、1月3日の午後9時~11時30分に放送され、10.4%を記録。同日は「アラおめ!2016」と題して、嵐がフジテレビを“ジャック”しており、『VS嵐2016賀正 新春豪華2本立てSP』は午後6時台が10.0%、7~9時が12.2%を記録。しかし、9時~11時台は、テレビ朝日系が『科捜研の女 正月スペシャル』で13.6%の民放トップを獲り、『坊っちゃん』はテレビ東京の『和風総本家お正月スペシャル』(10.8%)にも敗北。昨年1月3日に同枠で放送された櫻井翔主演ドラマ『大使閣下の料理人』(11.8%)を下回った。
「二宮は14年放送の連続ドラマ主演作『弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~』(日本テレビ系)も、初回こそ13.4%を獲得しましたが、4話で7.6%にまで転落。最低視聴率は7.4%となり、全話平均も9.9%で1ケタに終わりました。12月12日には二宮の出演映画『母と暮らせば』が公開されましたが、公開2日間の動員ランキングで3位に初登場。その後の同ランキングでも4位、5位、4位と、動員はイマイチ伸びていません。近年の嵐メンバーの中でもヒット作が少なく、俳優業は意外にも不調です」(同)
クリント・イーストウッド監督の映画『硫黄島からの手紙』(06年公開)でハリウッドデビューを果たし、“演技派”として名高い二宮だが、最新の主演ドラマはいずれも微妙な結果に。今後の作品では、俳優として“結果”を残せるだろうか?