フジ・川島なお美さん追悼番組、6.4%で民放4位! 「なぜイブのゴールデンに」と疑問の声
9月24日に胆管がんのため死去した女優・川島なお美さんの追悼番組『独占秘話!女優・川島なお美物語』が、24日、フジテレビで放送された。9月7日、夫・鎧塚俊彦氏とともにイベント出席した際には、その痩せ細った体に「体調が心配」「休んでほしい」といった声が多数上がっていたが、そのわずか17日後に急逝。あまりにも早すぎる死に、日本中が驚きと悲しみに包まれたが、今回のフジの番組編成については、ネット上で疑問の声が噴出しているようだ。
今回の追悼番組は、鎧塚氏のインタビューや死の直前まで出演していたミュージカルの映像に、再現ドラマを加えた形だったが、視聴者からは知られざる川島さん最後の日々に「夫婦の愛情にずっと感動しっぱなしだった」と感動の声が。しかし一方では、「イブに見たい番組ではなかった」などと、なぜクリスマスイブに追悼番組を放送したのか理解に苦しむ、といった意見も上がっている。
「番組平均視聴率も6.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、年末に向けて視聴率が高まりつつあるキー局のゴールデンタイムにしては、少々物足りない結果。他局と比較すると、江角マキコのクビが決定した日本テレビ系『ぐるナイ最終戦ゴチ!聖夜にサヨナラ…涙のクビ決定4時間SP』が頭ひとつ抜きん出て16.2%。テレビ朝日系『トリハダ(秘)スクープ映像100科ジテン4時間SP』が12.3%、TBS系『ニンゲン観察バラエティモニタリング Xmasイケメン祭』12.2%と、軒並み2ケタぞろい。また、川島さんの追悼番組は10月に『中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBS系)で放送されていたこともあり、今回のフジは二番煎じとなっています」(スポーツ紙記者)
さらにフジと川島さんをめぐっては、死去直後にも関係各所から批判が集中する、こんな出来事が。
「9月25日放送の『直撃LIVEグッディ!』が、『川島なお美最後の肉声』として、他界する3日前にデヴィ夫人の留守電に吹きこまれた川島さんのメッセージをオンエアしたんです。弱々しい声で『何度もお電話いただきまして、本当に申し訳ありません』と語るテープは、確かに貴重なものだったかもしれませんが、話題づくり感も強い音声公開に『亡くなった人で商売をするなんて』と苦情が殺到しました」(同)
今回の追悼番組を含めて、タイミングを見誤っている場面が多々見られるフジだが、川島さんからすれば、自身の追悼が聖夜に放送されたことに満足しているかもしれない。