嵐コンサート、ついに「顔認証システム」導入! 東京公演チケットは60万円まで高騰中
「日本一チケットが取れないアーティスト」と呼ばれ、ジャニーズの中でもコンサートチケットが入手困難なことで知られている嵐。11月6日からスタートした『ARASHI LIVE TOUR 2015 Japonism』のチケットも、インターネット上の売買サイトでは初日を迎える前から20~30万円台の値がついていたが、ついにジャニーズサイドはこうした転売対策の一環として“顔認証システム”の導入に乗り出したようだ。
近年、ジャニーズコンサート事務局は嵐のコンサートだけに限らず、Kis‐My‐Ft2や関ジャニ∞などの公演でも不正に売買・譲渡されていることが判明したチケットに関し、「チケット無効」処分を科している。今回の嵐コンサートでも、1カ所目のナゴヤドームから11月下旬に行われた大阪ドーム公演について、複数件のチケットを「無効」にしたと、ジャニーズ公式サイト・Johnny’s netで発表していた。
「嵐は12月23日から27日に東京ドームで公演を行いますが、ネット上では定価9000円のチケットに5万円前後から20万円台の高値がついています。中でもツアー最終日の27日は、アリーナの良席で40~60万円台にまで跳ね上がっていました。また、嵐が司会を務める今年の『ジャニーズカウントダウンコンサート』も、5~6万円台から30万円台のチケットが多数出品されている状況です」(ジャニーズに詳しい記者)
そんな中、15日には東京公演に落選した一部のファンの元に、同公演の「制作開放席」の抽選販売を知らせるメールが届いたという。メールには、本人確認時に「顔認証」を行ってチケット引き換えをするため、「お申し込み時に顔写真登録が必須」となることが記載されている。同じアイドルの例ではももいろクローバーZのコンサートなどでも利用されているもので、転売対策の1つの手法とされている。ついに今回、コンサート事務局はジャニーズでは異例の顔認証システムの利用に踏み切ったようだ。
「顔認証については多くのジャニーズファンからさまざまな意見が飛び交っています。本格導入となれば、売買サイトなどでチケットを入手する人が少なくなる可能性が高いため、『みんなが平等に入れるようになればいいな』と賛成する声や、『顔認証、エラーとかですごい混乱になりそうだけど大丈夫かな?』といったように、入場に長時間かかるのではないかと懸念する書き込みも多数上がっています。また、ももクロのコンサートで顔認証システムを体験した人からは『ももクロのライブで顔認証したけど代表者だけだったし、全然時間かからなかった』『認証時間は短いからスタッフが慣れればスムーズ』という感想も出るなど、ジャニーズファン内外から顔認証システム導入が注目を集めています」(同)
今回の制作開放席での運用は認証から入場までにどれくらいの時間を要するのか、個体を正確に識別できるかなどを試験的に検査する目的もあるのだろう。コンサート事務局側が危惧する問題がクリアとなれば、入場者全体に顔認証を実施していくことになるのか? まずは東京ドーム公演がトラブルなく無事に開演できることを願いたいものだ。