「美容整形希望者の“なりたい顔”三傑は?」Dr.高須幹弥が2015年のブームを読み解く!
HKT48の宮脇さくらさんは、2015年で一番リクエストが増えた顔ですね。彼女の場合は、“幅が狭い平行型二重の目”と“涙袋”、それから“アゴ”も人気でした。アゴって難しくて、出すぎたらしゃくれて見えるし、とがりすぎると顔が長く見えてしまうんですよ。でも、宮脇さんのアゴは斜め下に程よくキレイにとがっていて、バランスもばっちり。彼女のようなアゴは、顔全体をシャープに見せて小顔効果があるので、あこがれる女性は多かったですね。施術はヒアルロン酸を注入するか、シリコンプロテーゼを入れます。それから、幅が狭い平行型二重は、自然な感じなのに目が大きく見えるので、最近はやっている形。涙袋のぷっくり感も程よくて、より目を大きく見せていますよね。
■「彼になりたい」整形にまで及ぶジャニオタに驚愕
全体的な動向としては、以前に比べてリクエストが細かくなってきているように思います。「ハデすぎず、地味すぎず、ナチュラルな感じがいいけど可愛くしてほしい」みたいな感じですね(笑)。施術する側としては、何十倍も難しくなっていますよ。ただ、整形したことを周りにバレたくないという人が多いので、ヴァニラさんになりたいという人は1人もいませんでしたね。
今年驚いたリクエストは、ジャニオタの女性が「自分の担当するアイドルの顔になりたい」というもの。Kis‐My‐Ft2の玉森裕太くんとか、嵐の櫻井翔くんとか、「可愛くなりたいけど、そのアイドルが好きだから同じ目になりたい」って。ちょっとびっくりしましたけど、男女の違いって骨格がほとんどなので、パーツだけならあまり違和感はありませんでした。
高須幹弥(たかす・みきや)
美容外科「高須クリニック」名古屋院・院長。オールマイティーに美容外科治療を担当し、全国から患者が集まる。美容整形について真摯につづられたブログが好評。
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