ドッキリに誰も引っかからず2時間半も待ちぼうけのエド・シーラン、それでも見せた神対応!
2時間過ぎても客は入らず、エドは大あくびをし、ギターを指で叩き始め、退屈だとアピールを始める。撮影は午前中に行われたため、眠かったのかもしれない。ハミッシュは、道行く人々に「2ドルでエド・シーランが30秒ライブしてくれますよ」と具体的に呼びかけ、やっとカップルが足を止めたのだが、「うそでしょ」と信じてもらえない。逃すものかとハミッシュは強引に説き伏せ、カップルを怪しげな建物の中に連れ込み、受付で2ドルを払わせる。2時間23分も待たされたエドは、客が入るとうれしそうな表情になり、ギターを握りしめる。
「スマートフォンで写真を撮ってもいいですよ。準備してください」と、赤いカーテンで囲まれた席に誘導されたカップルは、怪しい雰囲気に「ほら、やっぱり」と騙されたという顔。次の瞬間、アンディが「それではカウントダウンを始めます。5秒前~」と手前のカーテンが開くと、エドが現れ、ギターを弾きながら大ヒット曲「Thinking Out Loud」を歌い始める。エドの頭上にはミラーボールがキラキラと回っており、とても滑稽なシチュエーションなのだが、エドは手を抜くことなく歌い、カップルはびっくり仰天。男性は呆然としながらも用意していたスマホでエドを撮り、女性も「え~!」「え~!?」とびっくりしながら、スマホでエドを撮影していた。30秒後にカーテンは閉まり、「エドのピープショー」は終了。カップルは外に出ても信じられないという表情を浮かべていた。
この2人が呼び水となったのか、その後2時間はボチボチと客が入るようになり、エドはそのたびに張り切って歌を披露。みなカーテンが開くまでは疑心暗鬼なのだが、エドが登場して歌いだすと、誰もがびっくり。「うぉ~!」と驚く人、口に手を当て「本物だ。どうしよう」という表情を浮かべる女性、口をあんぐりと開けエドを見つめる男性、エドと一緒に歌いだす男性など、さまざまな反応を見せていた。
パフォーマンス直後、思わず「すげぇ。2ドルでなんて、得したよ」と言う男性もおり、エドもこれにはにこにこ。撮影終了後、「最高だったねぇ。ありがとよ」と上機嫌でアンディと握手をしていた。
この動画は7日、「ハミッシュ&アンディ」公式サイトに掲載され、YouTubeやFacebook、Twitterにインスタグラムの公式アカウントでも一斉に公開。ネット上でたちまち話題となった。YouTubeの再生回数はすでに80万回を突破し、ほかのSNSでも数多くの「いいね!」を獲得。欧米メディアも「エド・シーランがピープショーした」「ほとんどの人に無視されたけど」と報じている。
エドは2年前にも「ハミッシュ&アンディ」の番組に出演しており、その時はテイラー・スウィフトやジェームズ・アーサーらの曲を歌った。同番組は楽しいものだとわかっており、そのため今回の怪しげな企画も快く受けたようだ。
ネット上では、「エドの生の弾き語りを聞けた人、超ラッキーだったな」「2ドルで30秒なら、100ドルなら25分ということか。でも目の前で生の歌声が聞けるんだから安いもんだ」と羨ましがる人、「こんな馬鹿げた企画にエドのような素晴らしい歌手を出さないでほしい。ひどい侮辱だわ」と怒る人もいた。
気さくな性格で知られるエドだが、今回の「ピープショー」で好感度はさらにアップしたようだ。