ジュリー班、テレビで“飯島班”の名前を出すのはNG? 飯島班との違いで気になること
また、9日放送の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)では、ゲストのジャガーズが最初にやったネタが、「Hey!Say!JUMPのコンサートで……」という、JUMPの曲を使ったもの。翌週16日放送の同番組でも、「亀梨和也は、LINE知ってます」と、木村拓哉の口からKAT‐TUN・亀梨の名前が出ていた。これらのことを考えると、現在、共演こそしないが、少なくとも他班の名前を話題にするぐらいは、飯島班の場合は大丈夫なよう。ジュリー班の方が、ちょっと厳しいのだろうか。でも、これはたまたまで、嵐や関ジャニ∞などの番組では、普通にSMAPやKis‐My‐Ft2の話題が出ることがあるかもしれない。
一方で、それぞれのタレントは、班は関係なく、コンサートや舞台の見学に行ったり、プライベートで飲みに行ったりしているようである。目撃情報があったり、雑誌などでも時折語られたりと、ちゃんとそれぞれの交流が見られるだけに、やはりテレビで共演がない状態は「いびつ感」がつきまとう。
この東西冷戦感というか、仲良しでも話題にしづらい“ロミジュリ感”。争いの空しさや平和を訴える作品を舞台などで提供し続けていてくれるジャニーさんは、この状況に心を痛めていないだろうか(でも、そのジャニーさん自身が、時々Jr.ユニットを自ら大鉈をふるって解体してしまうこともあるしなあ……)。
この先、年末の大型歌番組が続くが、昨年末の『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)では、マッチの35周年を祝うメドレーで大集合という、サプライズがあった。結局、それぞれの班のタレントが同じ画面に収まることはほぼなかったが、大きな一歩かと思われた。
そして先日発表された、12月放送の『FNS歌謡祭』。今回は2回に分けての放送ということで、「まさか班別の出演か……」と、ちょっと身構えたが、そんなことはなく、ちゃんと合同で出演するようだ。大みそかの『ジャニーズカウントダウン』も、どんな顔ぶれで登場するのか。ハラハラしながら、楽しみに待っている。
(太田サトル)