役者デビュー、コスプレ界で人気者に!? ふじいあきら、山上兄弟ら“あの人気マジシャンは今”
2000年代半ば頃、テレビ界では“マジシャンブーム”が瞬間的に巻き起こってたという。「朝の情報番組からお昼のバラエティ、そしてゴールデン・プライムから深夜枠まで、マジシャンが登場しない日はなかった」(テレビ局関係者)というが、今、その姿を見かけることは少ない。マジシャンたちはなぜテレビから離れていってしまったのだろうか。
「口から大量のトランプ出てくる」という手品で、2004年頃一躍時の人となったふじいあきらは、手品グッズのプロデュースのほか、近頃では「役者業に進出しているようです。昨年11月『凡人の輝き』で初舞台を踏み、今年7月にも舞台『民宿チャーチの熱い夜13』にも出演しています」(芸能記者)という。
「テレビオファーが減ったこともあるでしょうが、マジシャンの主な収入は営業ステージ。ギャラはテレビの10倍以上ということもあるだけに、今のふじいにとってテレビ出演は、単なる宣伝といったところでしょう」(制作会社スタッフ)
また、80年代の超人気バラエティ『なるほど・ザ・ワールド』(フジテレビ系)のレギュラーだったトランプマンは、『うわっ!ダマされた大賞2015』(日本テレビ系)に出演するなど、今もテレビ出演をほそぼそと続けているが、ほかにもこんな活動をしているという。
「今年は、音楽ユニット・fripSideのシングル『Luminize』のPVにゲスト出演し、マジックを披露しています。このPVには日本エレキテル連合も出演しており、ネットユーザーからは、顔が白いつながりで『似ている』と言われていました。ちなみに彼は、自ら事務所の社長として経営も行っているようです」(芸能ライター)
そして、「てじな~にゃ」の決め台詞で一躍スターとなった山上兄弟(兄・山上佳之介、弟・山上暁之進)は、現在ライブショーやトークショーのほか、昨年、舞台『ヤジキタ!』に出演するなど、さまざまな活動をしているという。所属事務所関係者が、小学生だったデビュー当時を振り返ってくれた。
「やはり子役と同じで、中高生になる頃にはテレビオファーは減ってしまいましたね。小さい頃は、『見てるだけでかわいいから』といった特別な需要がありましたので(笑)。今は2人とも大学生なので、まずは学業優先でやっています」
当時と比べてテレビ仕事の環境の変化はというと、「子どもの頃は夜遅くまで仕事ができませんでしたが、最近では深夜に及ぶ収録というのもザラ。当時の方が、いろんな意味で仕事がしやすかったですね」と語る。
ちなみにネット上では、山上兄弟がSNSなどで披露している『名探偵コナン』(日本テレビ系)や『青の祓魔師』(TBS系)など、アニメのコスプレ姿にも注目が集まっている。
「兄の佳之介が大のアニメファンで、弟の暁之進は半ばイヤイヤ付き合っているようです。ブログやTwitterを見たテレビ局の方から出演オファーが入ることもあるし、ウチとしては助かっている部分もありますよ。来年はデビュー15周年なので、テレビ出演や営業など、いろいろな企画を展開していく予定です」
当時とは営業スタイルも大きく異なっているものの、彼らはみなマジシャンの肩書の元、切磋琢磨しながら活動を展開していたようだ。