『ギャラクシー街道』惨敗の三谷幸喜、『スター・ウォーズ』に敗北宣言で「比べるな」と炎上
今月9日、現在公開中の『ギャラクシー街道』PRイベントに出席した三谷幸喜監督。同作の特別講座と題したイベントには、三谷監督ほか、主演を務めるSMAP・香取慎吾も登壇し、生徒に扮した観客約500人に向け講義を行った。
『ギャラクシー街道』といえば、「今年1番つまらない映画」「ただただ苦痛だった」「クスリとも笑えなかった」など酷評が相次いでおり、公開3週目にして、2週連続首位から6位まで大きく順位を落としてしまった。特別講座の席では、三谷監督自らが酷評に対し言及する一幕もあったという。
「イベントでの“『ギャラクシー街道』はSFか”という講義の際、三谷は『あんなのSFじゃないという人もいる。何で(観客は)怒ってるんだ、バカ野郎』と冗談交じりながら、本気で怒っているとも取れる発言をし、観客の笑いを誘っていました。また、公開が控えるSF大作『スター・ウォーズ フォースの覚醒』の名を出し、『ライバル』としながらも『負けましたが……』とあっさりと負けを認めていました。これに対し、『スター・ウォーズ』ファンからは『一緒にすんな』『比べるなんておこがましい』『進撃の巨人よりひどい作品のくせに、なんでスター・ウォーズの名前が出てくるんだ』といった怒りの声が上がっています」(芸能ライター)
三谷監督の前作『清須会議』の初週の動員は38万6,994人、興収は4億8,371万6,600円。前々作『ステキな金縛り』の初週の動員は39万102人、興収は5億334万2,450円。一方、『ギャラクシー街道』は、初週の動員は19万9,340人、興収2億7,045万7,900円と、過去の三谷作品に比べ、大幅に下がってしまっている。この調子で、三谷が脚本を担当する来年の大河ドラマ『真田丸』(NHK)は大丈夫なのだろうか。
「『真田丸』は、三谷が脚本を務めた大河ドラマ『新選組!』(同)で一気に知名度を上げた堺雅人が主人公・真田源次郎信繁(幸村)を演じ、NHK関係者としては“鉄壁の布陣”と考えているようです。現在放送中の『花燃ゆ』(同)が視聴率10%を下回ることもままあるなど、昨今の大河ドラマはかなりの苦戦を強いられているだけに、NHKの『真田丸』にかける思いは並々ならぬものでしょう。しかし『ギャラクシー街道』が惨敗し、『三谷はもう終わった』などという声が出ているのも事実。『真田丸』の視聴者離れにつながることも考えられます。ただ、三谷は脚本のみの場合は非常に高い評価を得ていますから、期待する声も多いですが」(同)
堺をはじめ、大泉洋、長澤まさみ、木村佳乃といった人気俳優の出演が決まっている『真田丸』。『ギャラクシー街道』の悪評を吹き飛ばすような大ヒットとなってくれればよいのだが……。