「どうやったらイタイ女になれます?」篠原涼子、『オトナ女子』現場で大混乱とのうわさ
今クールの連続ドラマでは、天海祐希主演の『偽装の夫婦』(日本テレビ系)と並んで“鉄板”との下馬評でスタートした篠原涼子主演『オトナ女子』(フジテレビ系)だが、局サイドの期待とは裏腹に、初回平均視聴率9.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、最新の第4話も9.0%と、1ケタ続きの苦戦を強いられている。さらにフジトップの“苦言”が災いして、現場は混乱状態に陥ってしまっているという。
男に振り回されるアラフォーOLが繰り広げる恋愛コメディである同ドラマは、いわばフジの“王道ドラマ”。篠原主演のスマッシュヒットドラマ『ラスト・シンデレラ』と同じプロデューサーを投入し、篠原の恋人役には“抱かれたい男”ナンバーワンの斎藤工が起用されている。
「数字を持っているキャスティングに加えて、フジが結果を残してきたトレンディドラマ路線のど真ん中。少なく見積もっても、10%台後半程度の数字を見込んでいたはずだけに、関係者の落胆は大きいです」(テレビ局関係者)
この期待ハズレの滑り出しについては、フジテレビトップ・亀山千広社長も自ら言及。先月23日に行われたフジの定例会見の席で「涼子ちゃんがあまりに美しすぎるので、イタくないんですよね。篠原さんの“イタみ”をもう少し出せるようにできれば。(中略)感情移入するのに、もっと、切なくしないと」と、篠原の演技に対するダメ出しを行ったのだ。
「この亀山社長の発言に、篠原は『視聴率が伸びないのは自分の責任』と思い悩んでしまっているんです。共演者やスタッフに『私、どうやったらもっとイタイ女になりますかね?』と相談して、これまでの役作りも全否定する勢い。社長の意見だけに、無視するわけにはいかないのは当然ですが、ほんのひらめきや思いつきのようなコメントで、主演女優を混乱させてしまったとあって、現場からすれば迷惑以外の何物でもありませんよ」(制作会社スタッフ)
亀山社長は7月の会見時も、視聴率不振を極めたEXILE・AKIRA主演の『HEAT』について「燃えてほしい。鎮火傾向ですから……」などとダメ出しをしていた。フジの番組がニュースになり、話題につながることを見越してのコメントだったとしても、作品の命運を握る主演・篠原のアイデンティティを否定しかねない物言いは、現場の士気を著しく低下させる結果となってしまったようだ。