『サイレーン』12.9%から6.3%に暴落! 「唯一戦えるドラマ潰した」フジの大失態とは?
俳優の松坂桃李と女優の木村文乃がダブル主演を務める連続ドラマ『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』(フジテレビ系)の第2話が27日に放送され、視聴率が初回の12.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)から半分以下の6.3%へ暴落し、「“フジ火10”の呪いか?」 とマスコミ関係者の間で話題になっている。
同ドラマは、「モーニング」(講談社)で連載されていたサスペンスマンガの実写化。警視庁機動捜査隊(通称・キソウ)に所属する刑事・里見偲(松坂桃李)と先輩の猪熊夕貴(木村文乃)は仕事上のライバルでありつつ、プライベートでは恋人同士という設定だ。
「ドラマ不況の中、初回12.9%を記録したのはなかなかの結果。今クールのフジドラマの中でも初回トップを飾りました。しかし、第2話でまさかの6%台に急落。その理由として考えられるのは、プロ野球日本シリーズの中継延長により午後11時15分スタートになってしまったことですが、これで視聴者が離れてしまうこともあり得ますし、せっかくのロケットスタートが台無しですよ。つくづくフジはついていないと思わずにはいられません。しかも野球中継の平均視聴率は9.4%だっただけに、ネット上では『フジはアホ』『野球よりドラマを放送すればよかったのに』『今クールで唯一戦えるドラマを潰した』といった声が出ています」(芸能ライター)
同ドラマの放送枠は、同局で“呪われている”とうわさの火曜10時枠。AKB48・渡辺麻友主演の『戦う!書店ガール』、EXILE・AKIRA主演の『HEAT』と2クール連続で大爆死している。
「そんな中、キーパーソンである美人殺人鬼に起用された菜々緒の評判は上々。ネット上では『悪女を演じさせたら芸能界イチ』ともいわれています。ただ主人公の2人が『画的に弱い』『かすんでいる』という視聴者の声がネット上にあふれています。2人ともクリーンなイメージで、CM業界でも人気ですが、松坂はゴールデン・プライムタイムの連続ドラマ初主演、木村も今年4月に『マザー・ゲーム~彼女たちの階級~』(TBS系)で主演デビューを飾ったばかりの身。ネット上では、この2人を主演に据えたのは『時期尚早だったのでは?』という声も聞こえてきます」(同)
次週放送で、『サイレーン』の数字が回復する可能性も考えられるが、「油断は禁物」との声もあるようだ。
「たとえ放送時間が野球中継で遅くなったとしても、6.3%という数字は落ちすぎかもしれませんね。裏で放送されている香里奈主演の『結婚式の前日に』(TBS系)は、第2話で4.6%という低視聴率を記録したため、恐らくフジとしては『余裕で勝てる』と踏んでいたのでしょうが、調子に乗りすぎない方がいいと思いますよ」(同)
フジの火曜10時枠は『HEAT』の影響で“ドラマ枠撤退”もささやかれているが、今後の快進撃でそれを阻止することができるのだろうか?