私立小お受験シーズン到来、子どものためには保護者や保育園の“ウソ”も止むなし!?
10月から神奈川エリアの私立小のお受験がスタートするので、駒沢の森こども園も感染症やケガに対し、いつも以上に気を遣っています。いままで空気清浄器はシャープのプラズマクラスターを使っていたのですが、ダスキンの業務用空気清浄器を無料お試しで使ったところ、目に見えて効果があったので(フィルターが1週間で真っ黒)、2台導入して万全の態勢を取ることにしました。そして、いつものペーパー対策に加えて、面接練習をしてみることにしました。
小学校によってはペーパーを行わず、口頭問題のところもあり、面接と試験を兼ねているような部分もあります。たとえば「次の反対の言葉はなんですか? 大きい・深い・古い……」。いつもペーパーはできる子でも、一瞬言葉が出てこない場面もありました。娘のときは、これといってお教室で面接練習はせず、親の練習もしないで挑んでしまったのですが、いま思えばチャレンジャーだったと思います。
娘の小学校ママに聞くと、「旦那のために面接練習をやったわよ」という声が多く、幼児教室の先生からの父親に対するダメ出しは、妻が意見するより効果があるようです。ただ、子どもを私立に入れたい気持ちのあるお父さんなら効果がありますが、はなから「子どもは公立でいいんだよ!」という否定派なら逆効果かも……。園児の中に「旦那が反対して、国立の学芸大世田谷しか受けられなくなった」という悲惨なお家もありました。国立小学校は抽選もあるので、一次試験に合格しても不合格になる確率も捨てられません。
子どもに「無試験で行ける公立小学校の存在」を教えていない家庭もあり、驚きました! 去年、その子と話が噛み合ってない気がしたのですが、途中でその子のママとお姉ちゃんが公立のことを教えていないと気づき、それからというもの、私も話を合わせています(笑)。公立に行く子を「近所の学校だよ」と言い換えているのですが、きっと、近所=学芸大世田谷だと思い込んでいるのだと思います。この時期、もうそれでいいのです。どうか波風を立てないで神様!
娘の受験の時は、公立の存在を教えてはいましたが、学童で駒沢の森こども園に来ていた公立の子と気が合わなかったので、「公立に行くと○○くんみたいな子がいっぱいいるよ」と言ったら、俄然がんばり始めました。このような誘導の仕方は悪いとわかっていますよ。親としても教育者としてもね。でも、受験前にヘソを曲げられたらジ・エンド。小学校受験は人生で一度しかないのです。だから、今、保護者に頼まれれば、その子にウソもつくし、話だって合わせます。むしろ、「角川さんのせいでお受験したがらなくなった」と言われたら恐怖です。内申書の作成も終わったので、あとは無事を祈るのみですね。