マイリーとは大違い! 優等生として着実にキャリアを積むディズニー出身アイドル
■ブレンダ・ソング(『スイート・ライフ』)
キッズモデルから子ども番組のレギュラー、数多くの人気ドラマへのゲスト出演を経て、12歳のときに出演したディズニー・チャンネルのテレビ映画『クリスマス・マジック プレゼントはお天気マシーン』(00)でヤング・アーティスト・アワードを受賞。2年後にはディズニーと契約を結び、同局のテレビ映画や人気ドラマに出演するようになったブレンダ・ソング。
17歳のときからドラマ『スイート・ライフ』で超ワガママな世間知らずのお嬢様役を演じ、ティーンの間で大ブレイク。番組終了後は『スキャンダル 託された秘密』『New Girl~ダサかわ女子と三銃士』など人気ドラマの複数話にゲスト出演し、大ヒットコメディ映画『テッド』の監督が手がけたテレビコメディ『Dads』でレギュラーを射止めた。昨年末には20世紀フォックステレビジョンの熱烈アプローチを受けて契約を結び、「テレビ女優としての地位は安泰」だとみられている。
わずか2歳でマスカラを塗り、「女優になる」と宣言したというブレンダは、「女優でいられることに感謝して日々を送っている」と公言。ディズニーでの人気が絶頂だったときも、「授賞式関連以外は、パーティーには近寄らないようにしているの。こういう仕事をしていると、簡単にハメを外すだろうと思われてるでしょ。だから、その場の空気に流されやすくなってしまうの」「15歳で喫煙、飲酒している子を見たことあるけど、最悪だったわ」と発言するなど、テコンドーの黒帯所持者らしく強い精神力で自分を見失わないようにしてきた。
多忙なスケジュールの中で勉強にも励み、2年早く高校を卒業。「役作りに役立つから」とカリフォルニア大学バークレー校の通信教育で心理学を学ぶ優等生で、家族思いとしても知られている。インスタグラムには家族の写真がたくさん投稿されており、「親友でセラピストでトレーナー」だと説明する弟の写真や、2匹の愛犬、黒柴のパンダとモーキーのジャックは頻繁に登場。弟はエクササイズ・トレーナーでもあり現在、ブレンダは引き締まった体へと変身中。「こういう写真を載せる人じゃないんだけど」と弁解しながら「弟のおかげで、ここまで変化してきた!」とナイスボディを披露してくれている。
マイリー・サイラスのタトゥーだらけの兄トレイスと交際し、11年には婚約したが、翌年破局。イザコザを経て復縁し、今は順調のようで、インスタグラムに「ずっと愛し続けるよ!」というメッセージを添えたトレイスの写真を投稿している。
■アシュレイ・ティスデイル(『スイート・ライフ』)
3歳のときにショッピングモールでスカウトされ、CMモデルとしてキャリアをスタートしたアシュレイ。舞台で演劇の楽しさを知り、8歳で『レ・ミゼラブル』に出演、『アニー』の海外公演で主役を務めるなど歌唱力に磨きをかけ、12歳のときにホワイトハウスで大統領の目の前で歌を披露するという大役を任されるまでになった。その後、数多くのテレビドラマにゲスト出演した後、19歳でディズニー・チャンネルの看板ドラマ『スイート・ライフ』のレギュラー役を獲得。誰からも愛される役どころを演じ、子どもだけでなく親世代からも人気を得るように。06年に出演したテレビ映画『ハイスクール・ミュージカル』では、世界的な知名度を得るようになった。なお、海外では『ハイスクール・ミュージカル』で演じた「意地悪で高飛車なブロンド」というイメージで見られることが多いが、アメリカでは『スイート・ライフ』のイメージの方が定着している。
『ハイスクール・ミュージカル』で世界的スターになったアシュレイだが、芸歴が長いからか自分を見失うことなく、プライベートでは友人や恋人との時間を大事にする「ごくごく普通の若い女性」としての生活を維持。「タバコは吸わないし、お酒も飲まない。別に深い意味はなくて、吸いたくも飲みたくもないから。尊敬している母親は、一度もタバコを吸ったりお酒を飲んだりしたことがないの。私もそうありたいわ」とも発言しており、ティーン女子のお手本のような存在となっていった。
07年に鼻の形が変わったと大騒ぎされたときも、「鼻中隔彎曲症で息苦しくなることが多くて。大人になるにつれ、つらくなってきてね。だから思い切って手術をしたの」と美容のための整形手術ではないと冷静に説明。ディズニーの仕事も大事にしつつ、他局でコメディをプロデュースするなど、多彩な才能を発揮している。
4年前には女性誌でヌードを披露し世間を驚かせたが、芸術的だと比較的好意的に受け止められた。昨年9月にミュージシャンのクリストファー・フレンチとゴールインしたときには『ハイスクール・ミュージカル』時代の親友ヴァネッサ・ハジェンズがブライドメイドを務めたことも話題に。三十路に突入したこれからも、女優、プロデューサーとして着実にキャリアを積み重ねていくだろう。