『恋仲』、月9歴代ワースト3位に! HKT48・指原サプライズ出演も「何の意味があったの?」
福士蒼汰主演の月9ドラマ『恋仲』(フジテレビ系)が9月14日に最終回を迎え、視聴率は11.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録したことがわかった。初回は9.8%で、月9史上初1ケタでのスタートとなった『恋仲』だが、全9話の平均視聴率は10.8%。尾野真千子主演で昨年4月期に放送された『極悪がんぼ』の9.9%、2009年のSMAP・中居正広主演『婚カツ』の10.5%を上回ったものの、月9平均視聴率ワースト3位の結果となった。
『恋仲』は、主人公の三浦葵(福士)と初恋相手である幼なじみの芹沢あかり(本田翼)、あかりの彼氏である蒼井翔太(野村周平)との三角関係を描いた王道ラブストーリー。第1話で、あかりがどちらかの「アオイ」と結婚すると明かされていたことから、その行方に注目が集まっていた。最終回は、葵が翔太にプロポーズされたあかりを追いかけ、3人が青春時代を過ごした富山へ。葵もあかりと「一緒にいたい」という自分の気持ちを率直に伝え、最終的にあかりが結婚相手に選んだのは葵だった。
「『恋仲』を担当する藤野良太プロデューサーは『新・週刊フジテレビ批評』(8月22日放送)で、最終回の結末について『最初に思い描いていたキャラと反対の方と結ばれるっていう設定にしました』と、話していました。結局は7年ぶりに再会した主人公とあかりがお互いへの“愛”を再確認し、結ばれるという展開でしたが、視聴者からは『ベタな展開だったけどキュンキュンした』という好意的な感想のほか『ありきたりなハッピーエンドで拍子抜けした』『結局は、主人公と結婚か』『期待して損した』と、ガッカリした人も多かったようです」(芸能ライター)
また最終回では、葵とあかりが夏まつりを楽しむというラストシーンのみが生放送された。11年放送で香里奈主演の月9ドラマ『私が恋愛できない理由』は、同じく最終回が一部生放送で、最終回の視聴率が、前話の15.3%から18.4%に上昇し、全話を通じて最高記録となったが、『恋仲』は前週の10.9%よりアップしたものの、第3話で記録した最高記録11.9%を超えることはなく“有終の美”とはいかなかった。
「また生放送部分に、第6話で大賀演じる金沢公平の台詞の中に名前が登場したHKT48・指原莉乃が通行人役でゲスト出演。事前に『一部生放送』と告知されていたことや指原のサプライズ出演という話題性はあったものの、『ライブの必要性がまったくわからない』『何の意味があったの?』と、厳しい声が続出していました」(同)
10月からの月9ドラマは石原さとみ主演『5→9 ~私に恋したお坊さん~』がスタートし、山下智久が初のお坊さん役に挑戦する。『恋仲』は視聴率が伸び悩んだまま終了となったが、果たして次クールの行方は?